WBCのチケットを購入後に観た映画は、「インターミッション」であった。
【解説】2013年3月に閉館する東京・銀座の老舗映画館、銀座シネパトスを題材に描き、同館最後のロードショー作品として公開される異色エンタテインメント。震災の影響で取り壊されることが決まった銀座の古い映画館。支配人のクミコと年下の夫ショウタは複雑な思いで最後の日を待っていたが、劇場には地震や放射能への心配でフラストレーションを募らせた個性的な客たちが次々とやって来て……。映画評論家の樋口尚文が初メガホンをとり、主人公夫婦を演じる秋吉久美子、染谷将太のほか、香川京子、竹中直人、佐野史郎、ひし美ゆり子ら個性的な豪華俳優が集まった。
今月末に閉館する銀座シネパトスを舞台に撮影された同劇場限定上映で、そもそも先日、同劇場を見納めに見に行った際に、下記のような不思議な看板が非常に気になっていた。(ちなみに看板の赤文字を辿ると「シンミり」となる)
今回は「映画」を観に行ったというよりも、「映画館」を観に行ったって感じである。
現在シネコン等の「見易くて」「清潔で」「座席予約が出来る」快適な劇場と比べると、全くの正反対路線で、歴史を感じる館内と作品の中でもわざわざテロップを入れて取り上げられているように晴海通りの下にある劇場の為、車の走行音や振動が伝わってくる特徴のある味わいのある劇場は、やはり愛くるしく、つい壁を撫でてしまう。映画はこの劇場が舞台となっているので、自分が今通ったばかりの通路や館内が目の前のスクリーンに映し出されるので、まるで自分がスクリーンの中にいるような不思議な感覚だった。「映画は何でもアリ」なのである。
上映終了後に気付いたのだが、座席には映画の中で実際に俳優たちが座った座席が分かるようになっていた。(上記館内画像の白いシートも同様)
ちなみにインターミッションとは、映画館で行われる映画の上映方式の一つで、途中休憩・2部構成などとも言うそうで、映画の中で登場する「休憩INTERMISSION」のサインは実際に劇場に設置してあるものが使用されている。
最後に記念スタンプを押して、入場券と一緒に記念撮影。
外を出て、改めて劇場を振り返る。私は数回しか訪れていないが、何とも味のあるいい劇場だったな~
【明日3/19(火)~20(水祝)は連休となります】