フランス映画界の巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督が9月13日91歳で亡くなった。
彼の代表作である映画「気狂いピエロ」はジャン=ポール・ベルモンド主演のヌーヴェルヴァーグを象徴する作品の1つで日本公開は1967年。私は観たことは無いのだがタイトルだけは知っていた。
ただ私はずっとこれを「きぐるい」と読んでいた。正しい読み方を知って今は禁止用語になっている言葉だと気が付いた。禁止になっていること自体も以前とあるテレビでコメンテーターが発言した際に大きく取り上げられたことで初めて知った次第である。
先日の仕事でちょっとしたトラブルが発生した。もうそれなりの年齢だし、それなりに経験もしてきたのでちょっとしたことではうろたえなくなったし、衝撃も受けないつもりだったが・・・当事者を含めて周り全員が正常ではない考え方に唖然となった。ちょっとしたホラーを感じながら、これまでの通常の対応方法ではらちが明かないのは初めての経験で正直これにはかなり疲労困憊になった。正常でないのがひとりだけで周りの関係者が違うのであればまだ救いがあったのだが・・・そんな時にふと思い浮かんだ言葉がこれだった。
これまで本ブログでも色々と書いてきたことだが、みんな文句も言わず耐え凌いでいる。耐え凌いでいる姿を見て、自分も言わないようにやらないようにと心掛けているつもりである。人権だの平等だの主張することが出来るのは「人様に迷惑を掛けていない」「やることはちゃんとやっている」人だけだと思う。このような人たちはたまたまであろうと思いつつも、その人たちのこれからの絶望的な今後をひとり勝手に憂うばかりである。
ちなみにこの言葉を入力しても漢字変換されないのはうちのパソコンだけなのだろうか?