ル テアトル銀座で芝居「ウサニ」を観た。
【解説】野島伸司・初舞台脚本で、テレビドラマのヒットメーカー2人がタッグ再結成!主演は第33回日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞し、ドラマ『BOSS 2ndシーズン』、映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』など、大作への出演が続く溝端淳平。ぬいぐるみに宿る精霊、“ウサニ”役は、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒ役でブレイクし、ドラマ、バラエティー番組などに活躍の場を広げる平野綾と、ソロ歌手としてデビューし、ドラマ『SPEC』、舞台『美男ですね』など、演技にも定評がある真野恵里菜が、Wキャストで演じる。さらに、山本耕史、高岡早紀ほかパワフルな俳優陣が集結。野島ワールド全開の濃密な愛の物語!
【あらすじ】おいしいイチゴを作るため、アマゾンの奥地に渡り、伝説のへびイチゴの精霊を捕獲した青年、コーゾー(溝端淳平)。へびイチゴの精霊は、ウサギのぬいぐるみ“ウサニ”に宿り、人間の感情、そして恋愛について学びながら、コーゾーに想いを寄せていく。拙いながらももまっすぐで純粋なウサニ(平野綾/真野恵里菜)の恋愛感情に、戸惑いながらもほだされていくコーゾー。しかしある日、セクシーな謎の美女、レーコ(高岡早紀)が現れ、コーゾーに迫る。ウサニの純粋さと、レーコの魅力に揺れるコーゾーの周囲で、次々と起こる事件―そしてウサニを取り返しに来た、アマゾンの大蛇王・スネーク(山本耕史)―事件の果てに、コーゾーがたどり着いた〝本当の愛〝の答えとは―
私が今まで観劇した舞台とは明らかに趣が異なる芝居で、予想通り会場には若い女性たちが溢れており、その中にポツリと迷い込んだ場違いな親父であったが、まあいいやと気にせず席に着く。(申し訳ないが)主役の溝端君自体を私はよく知らなかったが、若さ溢れるステージだった。また高岡早紀はいつもながらエロさ満載で、彼女の魔性さには男なら誰しもメロメロになるだろう。その中でも山本耕史が圧倒的な存在感だった。私の知っている野島伸司らしいテイストも時々顔を出し、少し気が重くなるものの、全体的には「らしくない」作品のように思えた。
この日の銀座はとても夜風が気持ち良く、そのまま東京駅まで歩いて帰った。
【夏休みまであと2日】