私の廃墟好きの原点である軍艦島。狭い面積に最大5000人以上が暮らしていた高い人口密度において、校舎の屋上には田んぼや畑の農園実習を行っていたのは子供たちが田畑を知らないと大人になって困らない配慮だったらしい。また車の通りがほとんどない田舎町でも信号機が設置されているのも同様な理由からと聞いたことがある。
以前親の「巣立ちの準備」について書いたが、親の役目として一番大切なことは「社会に出る前に最低限のマナーと躾」だと思うのだが、2015年に図書館の司書さんが「学校が死ぬほどつらい子は図書館へいらっしゃい」とツイートして話題になったあたりから少しずつ変わっていった気がする。司書さんも色々と腐心した上での言葉だったとは思うのだが、どうもそれから耳触りの良い言葉だけを切り抜いて、そしてはき違えてしまうことが少なくないような気がする。ずっと図書館に居られないことはみんな知っているはずなのにね・・・
新年度が始まるが、これから嫌なこと、苦手なことはたくさんある。出来れば経験したくないものだけど、その中から見つかるものも結構ある。様々な体験は若いうちにした方が良いと思う。これだけは間違いはない。そうでもしないと逃げ癖がついちゃうからね。さあみんな、たくさん経験値を重ねてね。