日本シリーズ第6戦。18時過ぎに仕事を終え、バレーボール練習に向かう。こんな日に限っていつもの体育館は使用出来ず、遠い体育館である。幹線道路はいつものように渋滞しているが、この夜に限っては渋滞大歓迎で、試合開始の18時30分を車内で待つ。5分遅れでプレイボール。無敗のエースの剛速球がラジオから伝わってくる。1回裏の攻撃が始まる頃、残念ながら体育館に到着。すでに練習が始まっているコートの横でひとり柔軟運動を始めるが、試合経過が気になって仕方が無い。
いきなり2点のリードを許す・・・
携帯の画面が無残な経過を表示する。「今日誰が先発ですか?」「何戦目なんですか?」とすでに日本シリーズ進出を逃した他チームファンのメンバーたちが能天気な質問をしてくる。中にはジャイアンツが王手を掛けられていることすらしらないメンバーもいた。
練習にも身が入らない。休憩の度に携帯でチェックする。0-2のままだ・・・このまま無敗のエースに屈するのか?と諦めかけていた頃、2-2の同点の表示にひとり歓声を上げ、ようやく練習に身を入れる。そして逆転気持ちも穏やかになり、エラーをしたメンバーに優しい声を掛けると「よかった~ジャイアンツが勝ってて」と感謝される。
そして4-2のまま練習終了。急いで帰りたいところだが、こんな夜に限って仕事をしなければならず、お客さんの自宅へ向かう。書類に判子を頂戴する頃、試合終了。勝った、本当に勝ったのね?帰り道もどこか清々しい。
さてさて今夜は本当に最後の大一番である。しびれるような試合になるだろう。今夜は試合開始の18時30分にはテレビの前に座っていることだろう。いやいや楽しみで仕方が無い。先日お亡くなりになった川上監督以来の連覇目指して頑張れ~ジャイアンツ