映画「はなちゃんのみそ汁(2015年公開)」を観た。
【解説】33歳でこの世を去った安武千恵さんのがん闘病記と、娘のはなちゃん、夫の信吾さんとの日々をつづった同名エッセイを、広末涼子と滝藤賢一の主演で映画化。乳がんを宣告され、不安におびえる恋人の千恵にやさしく寄り添い、夫婦となった千恵と信吾。抗がん剤治療の影響や、がん再発リスクなどの不安を抱える中、無事に娘を出産した千恵だったが、再び病魔に襲われる。余命がわずかであることを覚悟した千恵は、自分がいなくなっても娘のはなが「独りで生きていける力」を与えようと、料理や家事の大切さを娘に教えはじめ、当時4歳のはなに、鰹節を削るところから始まるみそ汁の作り方を伝授する。千恵と信吾夫妻役に広末、滝藤が扮し、千恵の姉役で主題歌も担当する一青窈が共演する。「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を手がけた阿久根知昭がメガホンをとり、監督デビュー。
子供が産めない嫁に対しての風当たりがまあ強い。滝藤の博多弁がやたらと優しい。男性はどこか妻が先に亡くなることを想定していないことが多いと思うのだが、万が一にも備えなければならないのだろう。定期健診と食事の大切さを唱え、私の好きなプッチーニの私のお父さんが流れて・・・
どんな境遇でも主人公が話す「私はついている」はとても良い台詞である。