【明けましておめでとうございます。1/6(水)まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】
映画「ヘルタースケルター(2012年公開)」を観た。
【解説】第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子の同名コミックを、写真家・蜷川実花の監督第2作として実写映画化。主演は「クローズド・ノート」(2007)以来5年ぶりの銀幕復帰となる沢尻エリカ。究極の美貌とスタイルを武器に芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、やがてある事件を巻き起こし……。
映画「パッチギ!」での清楚な19歳の沢尻エリカが紆余曲折があって26歳で出演した本作品。さらにあの事件があったのでやたらドキュメンタリーチックに思えてしまった。鏡を使った撮影方法や原色の色使いが印象的で、さらに台詞も露出度もかなり激しく、そこまでするの?と驚きつつ、寺島しのぶが最後にチラッと映る変貌ぶりがなかなか良かった。ただポエムチックな検事が邪魔で、会見のシーンはう~んって感じだった。
それにしても沢尻エリカの人生を凝縮したような作品だった。