「英国王のスピーチ(2010年公開・原題THE KING'S SPEECH製作年度: 2010年)」を観た。
【解説】イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世(ファース)が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。共演にジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター。監督は「くたばれ!ユナイテッド」のトム・フーパー。第83回米アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞を受賞した。
実話である(と観終わってから知った)。吃音に悩む王子が大観衆の前で沈黙するシーンから始まる。あんなにも大勢の前で話した経験は無いが、冒頭から緊張感が伝わってくる。
吃音矯正の先生との友情がとても丁寧に描かれていて、信頼関係が高まって行く様子がよく伝わる。また全編で流れるクラッシックがとても良く、特にドイツへの宣戦布告を国民に伝える、スピーチの時に流れるベートーヴェンの交響曲7番 第二楽章が素晴らしい。アカデミー作品賞受賞も納得のとても良い作品であった。