映画「いつかギラギラする日(1992年公開)」を観た。
【解説】現金強奪後、仲間割れした男女の姿を追うピカレスク映画。脚本は「女がいちばん似合う職業」の丸山昇一、監督は「華の乱」の深作欣二、撮影は「病院へ行こう」の浜田毅がそれぞれ担当。
公開当時、映画館で観た。公開から22年が経過し、それまで何度ももう一度観たいと思っていた作品だったので、放映されているのを知り、喜んで予約し、休日に観た。深作ワールド満載の作品でとにかく悪人しか出て来ない。カーチェイスや爆破シーンが続き、劇中で一体車は何台壊れたのだろうか?タイトル通りギラギラしている萩原健一がとにかく格好良い。特に顔中に絆創膏だらけの印象が強い。
うざい荻野目慶子の好演も光り、木村一八の私生活さながらの無鉄砲さもなかなか良く、多岐川裕美のクールで艶っぽい愛人はピカイチだった。またギャングの未亡人である樹木希林のお金を無心するシーンは何とも秀逸だった。いるいる、こんな人・・・
ちなみにストーリーには何の関係もないシーンなのだが、何故か覚えていたシーン。冒頭で萩原健一がポケットから取り出した煙草の箱を空になっていたと知り、捨てるシーンがあるのだが、普通は最後の一本を取り出した瞬間にクシャと握りつぶすのでそれはおかしい・・・と22年前からこんなことばかり考えていた私である・・・