北海道昆虫同好会ブログ

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ガダルカナル島航空戦

2016-03-23 01:00:32 | 採集記・旅行・写真
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ガダルカナル島航空戦

1942年8月7日午前4時、海兵隊第1海兵師団(師団長アレクサンダー・ヴァンデグリフト少将)を主力とし、オーストラリア軍の支援を受けた10,900名の海兵隊員が、艦砲射撃と航空機の支援の下でガダルカナル島テナル川東岸付近に上陸を開始した。

同時にツラギ島方面にも4個大隊1,500名が上陸し壮絶な玉砕戦が行われた。

また、これとは別に6,705名が海上に師団予備として残された。

ガダルカナル島の日本軍は哨直の第13設営隊以外は眠っており、連合軍の攻撃は完全な奇襲となった。

この日から日米の壮絶なガダルカナル島での戦いがはじまった。

この悲惨な戦いについてはネット上にも多くの記載がありますのでご参照下さい。

連合軍の動きを知った日本海軍は現地のラバウル第25航空戦隊(陸攻27、艦爆9、戦闘機17の計53機)に反撃を指示した。

米軍上陸日当日から翌日にかけて行われた25航戦によるラバウルから片道4時間をかけた長距離爆撃・雷撃は、直前で敵艦上戦闘機及び敵急降下爆撃機の撹乱銃撃を受けてしまい効果が薄かったものの、この地域に米空母部隊が進出しているという貴重な情報を得ることとなる。

25航戦は53機中34機喪失の大被害を受け、うち艦爆隊は当初から航続力不足のため未帰還覚悟の特攻出撃であり、全機が失われている。

この攻撃に関しては、最近封切られた映画、永遠のゼロ でも主人公のゼロ戦パイロットが、あまりにも無謀な攻撃だと語るシーンがある。

ガダルカナル島の戦いを通しての日本側の航空機の損害はミッドウェー海戦の約3倍、搭乗員の損失はそれを遙かに越えたものであり、日本海軍航空隊の搭乗員の数、練度は著しく低下した。

日本の撃墜王として有名な零戦パイロット坂井三郎氏も、ガダルカナルからラバウルへの帰路被弾して重傷を負っている。






これは1942年8月8日、弾幕をくぐってツラギ泊地の米軍艦船に攻撃をかける一式陸上攻撃機のすざまじい写真である。一式陸攻のパイロットたちの操縦技術は神業としか言いようがない練度である。私はこの写真を初めて見たとき、海面数メートルの高度で雷撃をかける鬼気迫る勇姿に全身が震えるような感激を覚えたのを思い出す。そして涙が止まらなくなってしまった。これは私の父が海軍航空兵で、同じ一式陸攻に乗っていたことと深くかかわっていると思う。



     この戦いから70数年を経過したガダルカナル島へトリバネチョウを採集にいった北海道昆虫同好会の島谷光二氏の採集記が次回より始まります。




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