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2014年9月、離発着時のデジカメ空撮が初めて解禁になった。
2014-9-26 (金) 晴れ
この日、14:10 のJALの小型ジェット機で 女満別から千歳へ飛んだ。
私が座った座席 5-D は緊急脱出用非常口のある席で緊急時にはドアを開けたり脱出の手助けをすることになっている席だ。
遅くチェックインしたのでここしか空いていなかった。
飛行機が苫小牧沖あたりの海に不時着、私がドアを蹴破っている光景など一瞬想像したが、そんなことは絶対ないと確信。
2014年9月から 離着陸時でも デジカメなど電波を出さない電子機器は使用可能になった。
空撮が好きで、これまで離着陸時の光景をなんとか撮影したいと思っていた私はさっそく離陸時の低空の風景を撮影した。
札幌まで40分の短時間飛行の小型ジェット機は、やや低く飛び、離陸後しばらくすると北見市が見えた。
無加川にかかる橋やニトリの青い看板などから道をたどると上空から我が家がはっきり確認できた。
北見市の市街全景を撮影した。
やがておけと湖と鹿子ダム、ダム湖畔の旧レークハウスの白い建物をはっきりと確認、周辺には広大な原生林が広がっていた。
この原生林は大雪山山系へと連なり大雪山連峰の山々が黒々と広がって見えた。
これらはまさに正真正銘の原始の森、オショロコマとオオイチモンジの森だ。
満席のJAL の小型ジェット機はその後も比較的低く飛び40分ほどで海側から千歳空港へのアプローチに入った。
飛行機の影が地表に映り、矢のように流れてゆき、 14:55 着陸した。
快速エアポートで札幌へ15:55着。 そのまま 昆虫書籍専門古本店南陽堂へ行き、クロオオイチモンジの原記載文がのっている Zephyrus Vol.3 No.2 を捜して発見した。
このいわゆるクロオオイチモンジのタイプ標本は ab. sakai Sugitani iwahiko 1931 とされ 1928年7月下旬 長野県 上高地で 酒井寅次郎氏採集の1♂ (G5 程度か ) をもとに記載され 大図鑑日本の蝶 にも黒化型♂として画像のみが白黒で 紹介されている。
これと 白水 隆先生の日本産蝶類標準図鑑、 新刊の日本迷蝶図鑑を購入。
午後6:30から 今回の目的である とある学術集会に出席、とても勉強になった。
懇親会では久しぶりに会う懐かしい面々が多くいた。
懇親会を途中で抜け 大通り西8丁目 満とり での 北海道昆虫同好会の例会に少しでてそのあと会長の 菱川氏 M氏、S氏 と居酒屋で12時すぎまで飲んだ。
北海道昆虫同好会会長の菱川氏は 例会のオークションで ギフチョウの特異な遺伝型イエローバンドの野外品を落としてご機嫌であった。
通常タイプのギフチョウ。
イエローバンドの野外品。縁毛が黄色い。
2014-9-27 (土) 晴れ のち曇り
11時 ホテル ニューオータニイン チェックアウト。
快速エアポートで千歳空港まで 38分。
西山ラーメンを食べて JAL 2717 12:55 で女満別空港へ向けて離陸。
千歳空港周辺は広大な低木の森が広がっていたが、近年開発でかなりの部分が伐採されてしまったもよう。
飛行時間は約40分と短く、しばらく飛んだとおもったら すぐ着陸態勢に入る。
能取湖と手前は網走湖(このあたりは女満別湖ということもある)
女満別の街をかすめるように低く飛び、女満別空港へ着陸する。
畑の色コントラストが美しい。
13:40 女満別 着陸。
天気のよい日は空港から藻琴山がよく見える。
これまでは日本の旅客機は着陸の15分前になると、携帯電話、デジカメなどあらゆる電子機器の電源をお切り下さい とのアナウンスがありデジカメを構えていたりするとCA のおねえさんがめざとく見つけてかなりきびしく注意していた。
離発着時の写真を撮りたいと常々考えていた私は、それじゃあ銀塩フィルム写真の古いα9000を使おうかと本気で考えていたほどだ。
きっと着陸誘導装置や軍事的な問題もふくめて色々規制があってのデジカメ撮影禁止であったのだろうが、晴れて2014-9月からは離陸着陸時の空撮が可能になり喜ばしい限り。
ただ、諸外国、特に共産圏の空港などではあえて離発着時の撮影はひかえたほうが無難かも知れない。
当時の日記をおこしてみましたが、初めて離発着時の空撮解禁といった興奮などは感じられない。
毎度見慣れている風景が撮影可能になったというだけなのであまり感慨深いものはなかったようだ。
車で40分、自宅へもどった。
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