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最後のオオモンシロチョウ
2011-9-4 (日) 曇り 時々雨 後 曇 のち日が射す。
台風の影響は一時おさまったもよう。
北見市公園町の母の自宅近くの茶花を作っている広い植物園を、大型のシロチョウが元気よく飛翔中。
久しぶりにみたオオモンシロチョウであった。
新鮮個体で、ああ美しい と思いせっせと撮影した。
この蝶は 従来日本には生息していなかった所謂外来種で、1995年に北海道京極町で初めて発見されて以来、燎原の火が燃え広がるようなものすごい勢いで北海道全域に分布を広げた。
私はこの蝶を呼ぶためにわざわざ自宅庭にワサビの大株を栽培したり、せっせとハツカダイコンを育てたりしたものだ。
その甲斐あってワサビやハツカダイコンはオオモンシロチョウ幼虫がびっしり発生し、庭にはオオモンシロチョウが乱舞した。
最初はせっせとこの蝶の展翅標本をつくったりしていたが、やがて恐ろしくなってきた。
まわりからモンシロチョウが完全に消えてしまったのだ。
我が家の庭に比較的多かったエゾスジグロチョウも消えた。
10年ほどはそんな状況が続き、北見市では中型の白い蝶が飛んでいれば全てがオオモンシロチョウといった状況が続いた。
やがてモンシロチョウは消滅、平野部のエゾスジグロチョウは激減し、かなり山間部へ入らなければ見られないといった状況になっていた。
市内で目につくのは全てオオモンシロチョウ。
しかし、慣れとは恐ろしいものでやがてそんなことは一向に気にならなくなってしまった。
そして、最近ふと気づいたら、2016年現在、あれほどいたオオモンシロチョウが消えてしまい、今では我が家の庭や市内一円にはモンシロチョウが復活していたのであった。
はっきりとはわからないが、おそらくこの5年くらいの出来事であろうか。
私自身は最近はけっこう気にして見ているつもりだが少なくともオホーツク圏内では オオモンシロチョウを発見できないでいる。
今にして思えば ここに提示した写真が私の撮影した最後のオオモンシロチョウということになります。
いまだ札幌周辺や道南ではオオモンシロチョウは健在のようだが今後の推移が興味深いところである。
函館方面のオオモンシロチョウ情報。
2016年現在、函館市付近のオオモンシロチョウは一時よりやや少なくなった感じがしますが、順調に発生しています。
函館市の我が家の庭では、5月末にコマツナ、7月中旬にメキャベツから幼虫を確認しています。
函館市、対馬誠
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