サカハチチョウ春型とアカマダラ春型との吸蜜態度の違い。
202X-6-5 (土) 晴れ 快晴 やや風強し
天気がよいので 9:20 我が家からほど近い北見市近郊の林道へチョウを見にでかけた。
いつもこの沢に至る道路は複雑で現地では試行錯誤しながらなんとか目的地へ到達。
造材作業中で入り口付近広い材木置き場になっていたが今日は土曜のせいか作業トラックはいなかった。
ボロのキアゲハ 痛んだミヤマカラスアゲハ♂がお出迎え。
しばらくゆくと左手斜面にシュウリザクラがあるが花は終わっており今日の目的のエゾシロチョウ蛹は無かった。
アブラナ科植物の黄色い花が満開でアカマダラとサカハチチョウの春型が盛んに吸蜜中なのを発見し撮影。
サカハチチョウ Araschnia burejana と北海道特産種アカマダラ Araschnia levana はよく似ているせいか、しばしばブログなどでの同定間違いが見られるチョウです。
個々の個体のみを見ると、あれ、どっちだったかなと言うことになりがちですが、両者並べて見ると違いは一目瞭然です。
これはサカハチチョウ春型です。
これはアカマダラ春型です。
ところで、外見的な違いのほかに、両者の吸蜜態度には明らかな違いがありました。
すなわちアカマダラのほうが敏感で吸蜜時間も5-6秒と短く、風で花が大きくゆれるので撮影が大変でした。
一方。サカハチチョウの方は飛翔も穏やかで、吸蜜時間も20秒はあり、せせこましいアカマダラたちと比べると撮影しやすくて明らかな違いが見られました。
気がついたら撮影しにくいアカマダラの方にたいそう力が入ってしまい、帰宅して見るとアカマダラの写真ばっかり。
これは思いがけない意外な発見で、たまたまの現象なのか本質的に両者の生態的な違いなのか気に止めて観察してゆこうかと思った次第です。
アカマダラ春型
サカハチチョウ 春型
ミヤマセセリも見られたがおおかた汚損個体。
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