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2016年北見市郊外のシロオビヒメヒカゲ撮影。
豊平川上流の崖地などに局所的に発生していた シロオビヒメヒカゲ 札幌周辺亜種 ssp. neoperseis (後翅裏面白帯が狭い)は近年個体数少なくなり 北海道 red data book では いつのまにか 絶滅危惧種 Cr にされてしまったもよう。
接写すると毛むくじゃらな蝶でいかにも北方系を思わせるが 複眼には毛がなく森林性ではなく草原性の蝶とされる。
しかし長年この蝶を見てきたが道東ではいわゆる草原性の蝶といった印象はなく、森林内に開けた狭い草地や林道沿いに多かった。
強いていえば路傍の蝶といった感じ。
というより近年、北海道においてはまともな草原はことごとくビート、ジャガイモ、タマネギなどの畑にされてしまい広大な草原はほとんど消えてしまったのであった。
この数年ブログ用に身近な蝶の撮影をするようになって、路傍にあれほどたくさんいた北見市周辺のシロオビヒメヒカゲが恐ろしいほどに激減しているのに気づいた。
完膚無きまでに激減している。
驚いた。
いるはいるのだが20年ほど前と較べるとあまりに少ない。
やっと発見した個体を撮影しようとしても滅多に止まらず、そのうちどこかへ飛んで行ってしまう。
たまに吸蜜にとまる花は路傍に大繁殖している外来種マルガリータの白い花。
どちらかというと里の蝶であったシロオビヒメヒカゲが激減した理由としては路傍環境の悪化と広大な畑からの農薬の影響があるのではなかろうか。
2016-6-24 晴れ のち 曇
この日、シロオビヒメヒカゲの撮影を試みたが北見市郊外はどこでも個体数少なく、蝶も滅多に止まらずどうにもならない。
ふと、20年ほど昔だがとある林道入り口の広い荒れ地におびただしい数のシロオビヒメヒカゲが飛んでいたのを思い出した。
もう午後3時をまわり陽がかたむきはじめ、雲が広がって気温が急速に下がってきていた。しばらく車で走って、試行錯誤しながら20年ぶりにその荒れ地にたどりついた。
そこはアヤメが多い湿地風の広大な荒れ地、しいて言えば近年稀になった300m四方ほどの林間の草原と言えばまあ草原であった。
シロオビヒメヒカゲの食草とおぼしき細い葉のスゲがあちこちにびっしり見られる。
はたしてシロオビヒメヒカゲは草地を歩くと、あちこちから飛び出した。
気温が下がり陽がかげってきたのでもう飛ばず草に止まっている個体ばかりだが、近年稀にみるシロオビヒメヒカゲが多い発生地であった。
今は♀がよく♂ややや汚損。
久しぶりにシロオビヒメヒカゲの多い場所にたどりつき、せっせと撮影した。
ただ、多いといってもかってほどの面影はなくネットマンが全力採集すれば多大なる影響を受けるであろうことは間違いない。
後翅裏面白帯の幅が広い北海道東部亜種 Coenonympha hero latifasciata の特徴がみられる個体群を撮影したが、以前しばしば見られたような驚くほど広い白帯の個体はいなかった。
そのうちソーラー施設などできなければよいが。
この手の広い荒れ地などは最近軒並みソーラー発電場所にされてパネルがびっしり並ぶ傾向があるので、その不安が頭をよぎったのであった。
今回も撮影は20年以上前に発売された名器コニカデジカメKD500Z を接写モードで用いました。
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2016年北見市郊外のシロオビヒメヒカゲ撮影。
豊平川上流の崖地などに局所的に発生していた シロオビヒメヒカゲ 札幌周辺亜種 ssp. neoperseis (後翅裏面白帯が狭い)は近年個体数少なくなり 北海道 red data book では いつのまにか 絶滅危惧種 Cr にされてしまったもよう。
接写すると毛むくじゃらな蝶でいかにも北方系を思わせるが 複眼には毛がなく森林性ではなく草原性の蝶とされる。
しかし長年この蝶を見てきたが道東ではいわゆる草原性の蝶といった印象はなく、森林内に開けた狭い草地や林道沿いに多かった。
強いていえば路傍の蝶といった感じ。
というより近年、北海道においてはまともな草原はことごとくビート、ジャガイモ、タマネギなどの畑にされてしまい広大な草原はほとんど消えてしまったのであった。
この数年ブログ用に身近な蝶の撮影をするようになって、路傍にあれほどたくさんいた北見市周辺のシロオビヒメヒカゲが恐ろしいほどに激減しているのに気づいた。
完膚無きまでに激減している。
驚いた。
いるはいるのだが20年ほど前と較べるとあまりに少ない。
やっと発見した個体を撮影しようとしても滅多に止まらず、そのうちどこかへ飛んで行ってしまう。
たまに吸蜜にとまる花は路傍に大繁殖している外来種マルガリータの白い花。
どちらかというと里の蝶であったシロオビヒメヒカゲが激減した理由としては路傍環境の悪化と広大な畑からの農薬の影響があるのではなかろうか。
2016-6-24 晴れ のち 曇
この日、シロオビヒメヒカゲの撮影を試みたが北見市郊外はどこでも個体数少なく、蝶も滅多に止まらずどうにもならない。
ふと、20年ほど昔だがとある林道入り口の広い荒れ地におびただしい数のシロオビヒメヒカゲが飛んでいたのを思い出した。
もう午後3時をまわり陽がかたむきはじめ、雲が広がって気温が急速に下がってきていた。しばらく車で走って、試行錯誤しながら20年ぶりにその荒れ地にたどりついた。
そこはアヤメが多い湿地風の広大な荒れ地、しいて言えば近年稀になった300m四方ほどの林間の草原と言えばまあ草原であった。
シロオビヒメヒカゲの食草とおぼしき細い葉のスゲがあちこちにびっしり見られる。
はたしてシロオビヒメヒカゲは草地を歩くと、あちこちから飛び出した。
気温が下がり陽がかげってきたのでもう飛ばず草に止まっている個体ばかりだが、近年稀にみるシロオビヒメヒカゲが多い発生地であった。
今は♀がよく♂ややや汚損。
久しぶりにシロオビヒメヒカゲの多い場所にたどりつき、せっせと撮影した。
ただ、多いといってもかってほどの面影はなくネットマンが全力採集すれば多大なる影響を受けるであろうことは間違いない。
後翅裏面白帯の幅が広い北海道東部亜種 Coenonympha hero latifasciata の特徴がみられる個体群を撮影したが、以前しばしば見られたような驚くほど広い白帯の個体はいなかった。
そのうちソーラー施設などできなければよいが。
この手の広い荒れ地などは最近軒並みソーラー発電場所にされてパネルがびっしり並ぶ傾向があるので、その不安が頭をよぎったのであった。
今回も撮影は20年以上前に発売された名器コニカデジカメKD500Z を接写モードで用いました。
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