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にほんブログ村道路沿い自動草刈り車の導入とカラフトセセリの減少
2018-7-20 (金) 晴れ のち曇り 31.7℃
2018年度もカラフトセセリを確認した。
この蝶は北米から輸入された牧草についてきて1999年、滝上町などで大発生し、漸次北海道各地に分布を広げつつある国外からの移入種である。
この日、ふと気になってカラフトセセリをさがして国道沿いをゆっくり走った。
昨年までは、かなり精力的にカラフトセセリをさがしていたが、今年はもう飽きたのと休日がいつも天候不良であったのと、多忙が続いたこともあって、実はカラフトセセリ探しは今年初めてでした。
午前11時頃、北見市の隣町の置戸町勝山の国道沿いの牧草地の縁に10m4方ほどのチモシーの群落があり、10数匹のカラフトセセリが飛翔しているのを確認した。
近年、放置された牧草地は、ほとんどがオーチャードでありカラフトセセリは、この狭いチモシーの群落周囲のみに見られた。
とても長いストローを存分に伸ばしてアカツメクサやシロツメクサの花で吸蜜していた。
ストローの短いカバイロシジミやヒメシジミはアカツメクサの花で吸蜜することが不可能であることは以前に述べた。
ただ、長いストローが仇になり深々と蜜腺に挿入したストローが何故か抜けなくなって、とうとうあえない最後をとげるカラフトセセリがいるのは興味深いことです。
ところで、この時期、草地をさがせばどこにでもカラフトセセリがいるといった印象を持っていたが、それは誤りでチモシー群落のないところにはいない蝶である。
在来種のクサヨシでも幼虫が発見されるというが主たる食草ではないと思われる。
従来、道路脇など路傍に繁殖する傾向が強いチモシーは近年各地で導入されている道路沿い自動草刈り車のため、どこでもきれいさっぱり刈り取られてしまうため激減している。
道路沿いからやや奥に大繁殖している牧草は、ほとんどがオーチャードでチモシー群落は明らかに減っている。
オーチャードはチモシーに対して圧倒的に優勢でチモシー群落はたちまちオーチャードにのみこまれていくように見える。
それと同時に、この数年、私のテリトリーでは、カラフトセセリもやや減っている印象がある。
数年前まではカラフトセセリが大発生していた農道沿い産地が自動道路沿い草刈り車でチモシーがきれいさっぱり刈られるようになり、同時にカラフトセセリもいなくなったところがある。
チモシー。
ただ、カラフトセセリは こんなことで消えてゆくような、やわな外来種とはおもわれないが、オオモンシロチョウのように一定の時間経過のあとに落ち着くところに落ち着いてゆくものと思う。
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この蝶は北米から輸入された牧草についてきて1999年、滝上町などで大発生し、漸次北海道各地に分布を広げつつある国外からの移入種である。
この日、ふと気になってカラフトセセリをさがして国道沿いをゆっくり走った。
昨年までは、かなり精力的にカラフトセセリをさがしていたが、今年はもう飽きたのと休日がいつも天候不良であったのと、多忙が続いたこともあって、実はカラフトセセリ探しは今年初めてでした。
午前11時頃、北見市の隣町の置戸町勝山の国道沿いの牧草地の縁に10m4方ほどのチモシーの群落があり、10数匹のカラフトセセリが飛翔しているのを確認した。
近年、放置された牧草地は、ほとんどがオーチャードでありカラフトセセリは、この狭いチモシーの群落周囲のみに見られた。
とても長いストローを存分に伸ばしてアカツメクサやシロツメクサの花で吸蜜していた。
ストローの短いカバイロシジミやヒメシジミはアカツメクサの花で吸蜜することが不可能であることは以前に述べた。
ただ、長いストローが仇になり深々と蜜腺に挿入したストローが何故か抜けなくなって、とうとうあえない最後をとげるカラフトセセリがいるのは興味深いことです。
ところで、この時期、草地をさがせばどこにでもカラフトセセリがいるといった印象を持っていたが、それは誤りでチモシー群落のないところにはいない蝶である。
在来種のクサヨシでも幼虫が発見されるというが主たる食草ではないと思われる。
従来、道路脇など路傍に繁殖する傾向が強いチモシーは近年各地で導入されている道路沿い自動草刈り車のため、どこでもきれいさっぱり刈り取られてしまうため激減している。
道路沿いからやや奥に大繁殖している牧草は、ほとんどがオーチャードでチモシー群落は明らかに減っている。
オーチャードはチモシーに対して圧倒的に優勢でチモシー群落はたちまちオーチャードにのみこまれていくように見える。
それと同時に、この数年、私のテリトリーでは、カラフトセセリもやや減っている印象がある。
数年前まではカラフトセセリが大発生していた農道沿い産地が自動道路沿い草刈り車でチモシーがきれいさっぱり刈られるようになり、同時にカラフトセセリもいなくなったところがある。
チモシー。
ただ、カラフトセセリは こんなことで消えてゆくような、やわな外来種とはおもわれないが、オオモンシロチョウのように一定の時間経過のあとに落ち着くところに落ち着いてゆくものと思う。
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