先日、TV番組「ミヤネ屋」で宮城県栗原市市議選で、立候補予定者43人の内、同姓の佐藤姓が11人立候補して、
4人に1人が佐藤さんで選管も対応に困っているとの話題が報道されていた。
他にも、同姓の候補者がいるようであるが、「佐藤」の姓だけ記名された投票の扱いがどうなるかの話題であったが、
確かに投票台に立ったときには、記名するときにフルネームを書けるのか?または、氏名に○を付けるのか?
選挙の行方も関心があったが、キャスターの説明で興味があったのは、『佐藤』姓の由来であった。
知人には、佐藤さんが多く日本の苗字ランキングでも、1位だそうである。
全国各地に多いが、特に秋田県や山形県など東北地方に特に多いそうだ。
佐藤姓は、日本の名門氏族である藤原家の末裔であるそうだ。
下に『藤』が付く、佐藤・伊藤・加藤・斉藤・後藤・近藤・遠藤・須藤・美藤・工藤・江藤・・・・など十六藤あるそうで、皆さん名門『藤原家』の末裔だそうである。
由来は、いろいろ説があるそうであるが、『佐藤』の前の文字「佐」は、佐渡や佐野など地域の名前や、地位の左衛門が転化した「佐」から取り、藤原の「藤」と組み合わせたそうだ。
同じように『伊藤』は、伊勢の「伊」+藤原の「藤」=伊藤になったとか。
ところが、頭に藤が付く、藤田・藤谷・藤村・藤島・藤川・・・・などは、全く藤原家とは関連がないそうで、突き詰めてみると苗字の由来も大変面白く探ってみたい。
殆どが先祖の出身地や職の地位などから取った例が多いそうであるが、そのように辿るとあまり例が少ない稀少姓にも興味が移る。
知人でも馬来田さんや両院さん東海林さんなど、ランキングでも5万を越す苗字にも関心した。
苗字由来には、天皇の分家からとか、地名由来、地形由来、職業由来などおくが深そうであり、また、苗字を変えることは法律上出来ないのである。
もともと苗字は、自分の身内と他人を区別できるように考えられた「符号」であったそうだ。
同姓が地域的な偏りがあったり、特定の職業に見られる名前などを見ると納得である。