新学期がスタートして1週間が過ぎ、桜が満開とともに新入生の顔にも落ち着いた笑顔が見られるようになってきた。
地元小学校の新入学1年生の顔には、不安と期待が見られていたが、1週間で一日一日楽しそうな顔に変わり、
通学時の「おはようボランテイア活動隊」や「見守り隊」への反応に変化がみられる。
先週、新学期スタートにあたり、活動隊の情報連絡会が行われ新体制が発足したが、
この活動もスタートから5年目を迎えて、ほぼどの小学校も定着してきたそうだ。
校門や通学路に、通学時と下校時に立ち、子供達との挨拶や会話を通じて安全の確保とコミュニケーションを保っている。
子供達との挨拶や会話から、我々活動隊も元気を貰い勇気を与えられることが多いのである。
しかし、朝の挨拶「おはようございま~す」の呼びかけに対して、反応が無かったり恥ずかしそうにぼそぼそと顔を背ける子供も少なくないのである。
元気に「おじさん、おはようございます・・・。今日は、公園へ社会見学に行くんだよ~」と、語りかけてくる子供がいる中で、挨拶の出来ない子供達との差は、何なのだろうか?
最近は、少人数学級が増えている中でも、学級崩壊などが少なくないと聞くが、その原因の多くは家庭の躾から来ている例が多いようだ。
特に、学校生活の中で、学校の教育の基本に『挨拶をする』、『ルールを守り 助け合う』があるが、守られない実行できない子供が多いようだ。
会議でも論議されたが、やはり親と子供の家庭内におけるコミュニケーションが足りないのが起因しているのではないだろうか?
昔と違い共稼ぎ家族が多くなり、親子の会話時間が絶対的に不足して、充分な躾を教える事が難しくなってきているらしい。
通学には、マイカーで送ることは禁じられているが、毎日何人かは必ず親御さんがマイカーで校門まで送ってきている。
いろいろ事情はあるのだろうが、これでは子供達にルールを守れと言っても通じないだろう・・・
子供達が毎日明るく元気に学校生活を送れるように、保護者と学校と地域社会が一体となって支援する事が、一番必要であることは論を待たない。
この次世代の日本を背負い守るのは子供達であり、健全に育て支援していくことが本当に大切である。