マラソンシーズンに備えてのトレーニング重視で、しばらくバイクライドは控えていたが、ようや く気持ちを切り替えて愛チャリTREKで、ロングライドに出かけてきた。
目指すは、『水と緑と風の広場』の相模川周辺の相模川八景を訪ねて、最近、土木遺産として土木学会に認定された『小倉橋』が最終目標地である。
先に、戸沢橋を渡り、伊勢原市の渋田川芝さくらを訪ねたあと、引き返して再び戸沢橋に戻り、海老名駅を経由して、246号をくぐり相模川左岸堤防道へ出て、一路相模川新戸地区の芝さくら会場へ向かった。
こちらは、既報のとおり相模川の河川敷一杯にピンクの絨毯を敷き詰めたように、1.4Kmに亘り カラフルな景観が続いている。
しばし、芝桜をカメラに収めながら景観を楽しみ、磯部水位観測所の堰を眺めながら、約2Km過ぎで、「三段の滝」の見える新相陽橋に着く。
相模川の流れとともに、丹沢山塊や河岸段丘を一望する八景の棚の風景は相模川を代表する光景であった。
その日は、天候も快晴で大山・三峰・塔ノ岳・丹沢山・蛭ケ岳・・・・などの連山が一望できてすばらしい景色であった。
また、川原には水と時の流れが作りだした中州が拡がり、緑豊かな景観である。
川原には、遊歩道が出来ており一部では、工事中であったが、その工事たるは、約30mはあるような垂直な壁に作業員が命綱にぶら下がり高木などを削る工事であった。
その先は、左岸道路を進み昭和橋、新昭和橋を越えて田名地区では、一時相模川から外れて住宅街に入るが、高田橋を過ぎてまもなく渓松園前から川原にくだり、自然の村公園に着いた。
そこからは、小倉橋が見えてきて遊歩道が続いており、約2Km弱で今日の目標地である『新旧小倉橋』に到着し、往路は48.2Kmを記録した。
小倉橋下は、渓流に遊ぶ公園になっており、過っては対岸を結ぶ渡し場であったようだ。
大きな休息所も出来ていて夏には多くの客で賑わいそうである。
小倉橋の左岸から仰ぐ二重の橋は、その形状と美しさに河岸にはボートも接がれていて、絶景のスケッチポイントである。
次回は、一日かけて春のスケッチを描きに来なければと誘惑に駆られる期待通りの場所であった。
古い小倉橋は、1938年のい建造されたそうであるが、その画期的な建造技術と渓谷美の自然との調和が評価されて『土木遺産』に20年度に認定されたそうだ。
「かながわ景勝50選」や「かながわ橋百選」にも選ばれている。
周辺の地域情報を探りながら散策して、しばし休憩後に帰路についたが、帰路は相模川右岸の511号線を約6Kmで高田橋に到達。
更に右岸を約6Kmで新昭和橋際に着き、昭和橋から左岸へ渡り、往路と同じ新戸の芝桜を眺めながら、海老名駅、綾瀬市を経て帰宅した。
帰宅時には、日暮れ時となっていて復路は、36.5kmをカウントしており、往復で84.7kmを記録していた。
想像以上に距離があって、満足感はあったが、疲労感も残っていた。