国立新美術館で開催中の現代書道展「第42回 白峰社書展」を鑑賞してきました。
今回も、役員書道家の123点と一般公募入選者の183点の超大作や一般作の素晴らしい作品が展示されていました。
役員の皆さんの大作作品には、「いのちのかぎり~」や「この原始林の圧力に堪へて立つなら~」、「迎春やわが薔薇園に海を容れ~」と書かれた、漢字・かなで流れるような筆の運びで書かれた書体に感動的な作品が展示されていました。
審査会員の方々の「魔女になる夢遠く林檎煮る・・・」や「一語一語のささやかな言葉の・・・」と書かれた濃い太の文字の作品
「わたしを束ねないで あらせいとうの・・・」や「まだあげ初めし前髪の林檎のもとに・・・」と書かれた作品
「泥中の蓮華 蓮華のように逞しく・・・」と書かれた審査員賞の秀作
「空に遊べライオン 春の星座番は・・・」と書かれた作品
大作コーナーでは、「風の声 空の声 道々の声・・・」と書かれた作品など、天井から床までの大きな大作が展示され、字体も読みにくい流れる筆使いの秀作が見られます。
「巨樹の魂 獅ケ鼻湿原に佇む樵を包む・・・」と書かれた白峰大賞の作品
龍の文字が紙面を切り裂くように駆け上がるように書かれた迫力ある多くの文字が書かれた大作
「どんどん煙を吐く煙突を・・・」と書かれた大作
公募入選者コーナーでは、無数の一般書家の作品が展示されて、独特の筆の流れや墨の濃淡で書かれた現代書道独特の迫力ある作品が見られます。
色々な詩文の文字を美的に表現された現代書道の芸術的字体の秀作に感動しながら観賞していました。
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