MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤澤浮世絵展

2021年01月12日 | アート・文化

市制施工80周年を迎えて記念の浮世絵展「浮世絵の道から鉄道と道路の記憶」が始まりました。

今回の展示会では、我が藤沢が東海道の交通の要所として長い歴史の中で、東海道を描いた浮世絵を中心に江戸期の絵図や現代の鉄道網や自動車道の移り変わりを表現した作品が展示されています。

今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、75点の名作が展示されています。

東海道五十三次コーナーでは、十返舎一九や歌川広重などの「始まりは東海道」の作品20点、日本橋から湘南の東海道名所を描いた展示されています。

十返舎一九の東海道膝栗毛を描いた挿絵と滑稽話が書かれた「滑稽本」の6作品

歌川広重の「東海道五十三次 細見図絵 藤沢・平塚江三里半」では、東海道を往来する宿場の様子が描かれています。

大鋸橋(遊行寺橋)と一の鳥居を描いた歌川広重の「東海道五十三次之内 藤沢」

藤澤四ツ谷の風景画「東海道五十三次之内 四ツ谷」

東海道戸塚の山道を描いた「東海道五十三次図絵」

日本橋を行き来する人々と洋風建築が描かれた三代歌川広重の「東海名所 日本橋」

新橋の汐留鉄道館を描いた「東海名所 汐留鉄道館」

品川宿の八山の下の風景を描いた「東海名所 品川八山の下」

藤沢宿コーナーでは、「明治の東海道~人力車の風景」の三代歌川広重などが描いた東海道を走る人力車の光景13点の作品が展示されています。

箱根駅伝の勝負所の横浜権田坂を上った先の境木の坂道を描いた「東海名所 程ヶ谷境木の立場」

同じく箱根駅伝の勝負坂の遊行寺坂の遊行寺橋と一の鳥居を描いた「東海名所 藤沢・江の島道鳥居」

江の島洲鼻通りの「江の島近くの片瀬」の写真画

江の島コーナーでは、七福神をそれぞれ女性に見立てた「江戸の楽しみ 七福神」シリーズの歌川国貞などの作品12点が展示されています。

国貞が描いた「七福神之内 毘沙門天」

歌川国芳の「七婦久人 大黒」

歌川国貞が描いた牛を引く若い娘と旅姿の女、荷物持ちの若衆を描いた「江の島詣 牛乗り美人と若衆」の絵図

企画展示コーナーでは、「藤沢トラフィック~浮世絵の道から鉄道と道路の記憶~」東海道を江戸期の絵図や現代の鉄道網を描いた作品から東海道の交通要点であった藤沢の交通の歴史の資料30点が展示されています。

新橋から高輪の海上を走る蒸気機関車を描いた「東京高輪海岸蒸気機関車鉄道図」

鎌倉腰越の小動の岬を描いた作品「小動之岬と七里ガ浜」

江戸時代から現代まで東海道の宿場町であった藤沢宿の歴史を浮世絵から学ぶ貴重な機会でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする