藤沢アートスペースで始まった地域の入選アーテイストによる現代アート展を観てきました。
7回目を迎えた今回は、国内外から応募された中から絵画・立体、映像、写真、メディアアートなどを手がける3人と一組の作品が4会場に展示されていました。
第1会場では、「Little Over」と題した映像とマルチチャンネル、写真などで構成された作品で、未来の銀河系の惑星に照らすAI技術を使って光合成による生命体を表現したインスタレーション作品で、キャラクター化された少女像や猫絵が天井から床までの大きな画面に表現されています。
第2会場では、「純粋寄り」と「溶水」と題した作品で、合板とアクリルを使って木の板の木目を活かした大作で、自然物と人工物のバランスを自然の偉大さを表現した作品となっています。
第3会場では、「祖父の手を持つ」と題した作品で、暗室の中に和紙やマップを使って太平洋戦争末期に想い出を祖父の手の動きや当時の記憶を連想して映像で表現されています。
第4会場では、「螺旋と点」と題した作品で、3階から6階までの階段に、階段・道しるべ・貝を使ったインスタレーション作品で、湘南の海沿いの波打ち際に色々な買いが並んで道しるべ(道標)を見つけ、螺旋式階段を上り下りして全体と瞬間を意味した表現の作品となっています。
どの作品も、その創作に至った発想や表現の意味合いは、理解するのも困難でしたが、現代アートの表現するデザインや色合いを見てアート作品の奥深さを感じていました。