25日の初天神を迎えて鎌倉の荏柄天神社で開催される「筆供養」に昨年使った絵筆を供養してきました。
受験シーズンを迎えて学問の神様を祀る日本三天神の荏柄天神社には、毎年多くの受験者が合格祈願、書道家・画家が愛筆の供養で賑わっていました。
今年も筆を納める奉納台には、例年より少なかったですが、約500本の絵筆や書道筆が多く積まれており、愛用の筆を供養し絵や字の上達を願っていました。
神事が行われた後、お祓いを受けて火が付けられると、大きな炎となり愛用者が持ち寄った筆に思いを込めて天に上る神火を見送っていました
境内には筆を模したかっぱの「絵筆塚」が立ち、藤子不二雄や横山隆一、小島功など多くの漫画家が描いた約150枚の河童の絵のレリーフが張られています。
御神木の大銀杏は、樹齢900年以上、高さ25mの迫力ある姿で鎌倉の天然記念物に指定されています
拝殿の扉には、天神さんの神紋「梅の紋」が施され、温かい縁起の良い雰囲気が感じられます。
拝殿の横の山腹には、この地の二階堂の鎮守様だった熊野権現社の末社が鎮座していますが、後に荏柄天神社と合祀されたと言われ、熊野三柱神が祀られています
拝殿の前の寒紅梅は、鎌倉で一番早く咲く梅として有名ですが、咲き始めていました。