秋晴れのサイクリング日和となり、久しぶりに、藤沢三大谷戸の一つである「遠藤笹窪谷公園」の健康の森から御所見地区、里山公園周辺をポタリングしてきました。
遠藤笹窪谷(ささくぼやと)公園は、丘陵地に沿って広大な竹林が拡がる「健康の森」で、新しく運動公園として開園して一年を迎え 美しい緑地公園として秋の光景が見られます。
公園内の遊歩道の脇には、雨水調整池やガマの実、稲穂が実り、自然の秋本番の光景が拡がっていました。
散策路には、交尾する可愛げなバッタやお散歩中のえびの姿が見られ、生物の多様性豊かな環境が保全されているようです。
健康の森の竹林の小径に入ると、竹が風に揺られて爽やかな音が聞こえ、涼しげな雰囲気を感じられます。
笹窪谷公園を後にして、慶応大学SFCキャンパス横のメタセコイアの並木道に出ると、秋色に色づき始めたボリューム感溢れる景観が見られました。
メタセキア並木道の道沿いの里山の小径には、道祖神、庚申塔、地蔵菩薩など立派な神仏像や石塔群があり、歴史道の史跡となっています。
石塔群の横の栗の木園では、栗の実の「イガ」の皮が、山のように積まれて秋の収穫された光景も見られました。
メタセコイア並木から長い坂道の先の宇都母知神社の近くの富士見ポイントに向かうと、富士山は山頂付近は雲に覆われていましたが、稜線が微かに望め、大山は雄大な姿が見られました。
相模国十三社(式内社)の一つの宇都母知神社では、来月には収穫を祝う祭が行われ、餅つきや地域の農産物の出店で賑わう氏神様となっています。
境内の外側には、約50年前の銅鐘楼と「大地神」の石碑が見られ、御所見地区の歴史が刻まれたパワースポットとなっているようです。
宇都母知神社から少し離れた丘の上の富士見ケ丘からも雲に覆われた富士山の稜線が望めました。
宇都母知神社から小出川沿いの田園地帯に向かうと、稲刈りも殆ど終えて大きなハゼ掛けや藁ボッチが並ぶ収穫時期の田圃風景が見られました。
田園地帯付近の里山には、大木のキンモクセイがオレンジ色の可憐な花を咲かせて、甘い香りを発していました。
この日は、秋の富士山の姿は見れませんでしたが、秋風が吹く秋本番の涼しげな光景に魅せられて、ポタリングしていました。