湘南に本格的な夏の到来を告げる暁の祭典「浜降祭」が4年振りに開催され、早朝から出かけてみました。
浜降祭は、毎年海の日に、早朝から茅ヶ崎市と寒川町の34社・39基の神輿が神社を出発して西浜海岸に集まりみそぎを行うという「かながわの祭り50選」にも選ばれている伝統のお祭りで、猛暑の一日でしたが、会場の西浜には、想像を超える人が集まり、湘南の夏を祝い合う光景が見られました。
西浜海岸に着いた時には、全ての神輿が幟を立てて西浜海岸の浜に、寒川神社を中央に神輿が並び、青空を背景に輝かしい光景が見られました。
神事が始まる前には、多くの見学者が地元の神社の神輿に、今年こそ国家安全・健康長寿を願いながら参拝していました。
神事が始まると、各神社や祭りの関係者、地域の団体の方々が参拝し、お米やお酒、果実が奉納されて、国家安全・五穀豊穣・海の安全を願う神事が行われました。
神事が行われた後には、神輿が浜に降りるのを待ちながら、多くの観客が浜を埋め尽くされて待ちに待った雰囲気となっていました。
神事が終わると、鶴嶺八幡宮の神輿が先駆となり、寒川神社の木腰を先導して、各社の神輿が次々に浜に向かって進み、「ドッコイ・ドッコイ・ソ~レ」と威勢の良い声を発して、鈴の音やタンスの音が響きわたる雰囲気となり、多くの見学者と共に祭りを祝っていました。
全ての神輿は、海中に降りませんでしたが、一部の神輿が波が立つ海に入ると、多くの見学者で撮り合っていました。
浜を練り歩いた後は、各社の神輿が声を掛け合いながら、パワー溢れる姿で発輿して、地元へ向かって戻っていきましたが、猛暑の中で担ぎ手の頑強さが溢れる光景が見られ、湘南のパワーを授かっていました。
昔はすべての神輿が海に入ったのですか?
湘南のパワー感じますね!
浜降祭は、湘南の伝統イベントで、4年ぶりに行われ、大変な賑わいでしたね。
海中に入るのはすべての神輿ではないようですが、浅瀬ではなく深瀬ですので、海水を浴びると、神輿の手入れも大変のようです。砂浜で折り返して上がってみそぎを受けるそうです。