MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

皇居東御苑散策

2024年11月22日 | まち歩き

北の丸公園を散策した後、近くの皇居東御苑を散策してきました。

北桔橋門(きたはねばしもん)は、天守閣の背後にあり、江戸城を守る厳しく警備が行われた門で、堀に架けられた橋は水面より高く有事の際に橋を跳ね上げて通行出来なくなった桔橋(はねばし)から名付けられた門で、門の石垣は野面積みと算木積みで高く積まれていて、乾濠と平川濠の両側に圧巻の光景がみられます。

北桔橋門を入った内側の天守台には天守閣は再建されていませんが、約40m四方の巨大な花崗岩が積み上げられた天守台が保存され重厚な存在感が感じられ、天守台からは本丸御殿の表・中奥・大奥があった芝生広場や丸の内のビル街の眺望が望める御苑のランドマークとなっています。

蓮池濠側本丸エリアの竹林には、日本や中国の珍しい竹や笹が植えられています。

石室には、非常時に大奥の調度品などを避難用に利用された石の部屋で、当時の様子が保存されています。

以前には蓮池濠側に強固な防御機能を持った長屋造りの櫓の「多聞」があった中で、唯一残された富士が見えたのでしょうか?「富士見多聞」と名付けられ、内部には鉄砲や弓矢、文書などが保存されていた様子が見られます。

現在は、富士見多聞の周辺には、御休息所前や松之大廊下跡の石碑が設置されています。

本丸エリアの南側には、現像する唯一の「富士見櫓」が保存されています。

本丸休憩所では、江戸城の中心だった本丸が復元された模型が展示されており、外観や構造など当時のままの天守が1/30のスケールで復元されています。

本丸は、江戸時代に3度建て直されたようですが、3度目の日本一の高層の天守を復元したもので、五重六階の構造で、各層の懸魚には紋章などが施されて、天守台の高さと合わせて約60mの高さで江戸の町に聳え立った豪壮な姿が見られます。

本丸休憩所の近くの展望台からは、丸の内界隈の高層ビルや白鳥濠が眼下に見られ、お休みスポットとなっています。

本丸エリアから汐見坂を下った坂下からは、城を築いた当時の石垣の東西に隔たる「白鳥濠」が保存されており、乱積みと言われる石積みの姿が見られます。

白鳥濠の二の丸側には、都道府県の木が植えられた森の道となっています。

都道府県の木の散歩道の先には、吹上御苑から移設された明治時代の数寄屋風の茶室の「諏訪の茶屋」の優雅な姿で保存されています。

二の丸庭園では、広い池の周りの回遊式庭園で散策路や滝が流れ落ちる光景が見られ、池には、アサザやヒメコウホネの葉がみられます。

二の丸雑木林の一角には、皇居正門前の石橋に設置されていた飾電燈が移設され趣ある姿で保存されています。

「中之門」の石垣では、江戸城最大の巨石が用いられた布積みという技法の築石が見られます。

中手門の先には、最大の検問所だった長さ50mを超える百人番所が保存されています。

旧江戸城の正門の大手門は、高麗門と渡櫓門からなる桝形門で、渡櫓門の屋根上には、一風変わった鯱が飾られており、櫓や門は江戸城の風格を感じる景観がみられます。

広い東御苑の由緒ある豊かな自然や歴史に感動しながらぶら散歩してきました


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