市内のアートスペースで開催中の現代アート展「SPRAY LIKE There is no TOMORROW」を観てきました。
白と黒のラインが無数に入り乱れて描かれるモチーフ「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」言われる手法で、ブースの部屋一杯に壁・床や天井から床まで張られたビニールシートに、エアロゾルという塗料をミスト化したスプレーで様々な物体が描かれています。
描かれた物体を色々な方向から眺めると、ダイナミックな動物が動いているようにも見られますが、何かを想像して創られたというものでもないようで、不思議なアートな空間を創り出すスタイルを切り拓いています。
別のブースでは、長谷川路可の「蘇る若き日の姿」をテーマに、長谷川路可画家の修復作品が展示されていました。
長谷川路可画家は、旧国立競技場のメインスタンド上部に、一対の大きなモザイク壁画(勝利)と(ギリシャの女神像)を作成した画家で、その作品は、新国立競技場にも移設されたようです。
修復された若き日の路可の自画像です。(作品ガイドから転用)
会場には、路可画伯の多くの修復過程なども紹介されています。
「神輿ふり」と題されたフレスコ作品です。
現代アートや大作の原点を観ながらアート作品の素晴らしさに感動していました。
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