「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「雨の”夢大吊り橋”」

2008年06月22日 | 旅行・レジャー
21日土曜日、朝5時30分起床。鉛色の空を見上げながら6時15分家を出た。
6時30分予定の集合場所からバスに乗り込み、目指すは大分県九重(ここのえ)町、「日本一の“夢大吊り橋”」。

行く途中はさほどでもなかった雨が、大分県九重町の手前あたりから土砂降りとなった。
案の定、最大の目的地「夢大吊り橋」に着いた時は、準備した雨合羽を通すほどの大雨。
カメラに降りかかる雨を、折り畳み傘で辛うじてよけながら、執念で全景写真だけは撮った。橋では笠をさしてはいけない規則。靴も靴下もグッチョグチョになりながら、途中まで渡ったがそれ以上は進まなかった。アホらしさと惨めさが込み上げてきて。

この日に備えて、19日・20日の2日にわたって、このブログで雨をしっかり誉めあげておいた。雨もやみくもに降るのではなく、人間の生活を支えようとする雨もある…と。今回の旅行日だけは「降らないでおくれね」という切なる願いを込めてゴマをすったのに。
残念ながら、このゴマすり効果を上回る味噌桶人間がツアーの中に混じっていたのに違いない。エッ私?カミサン? 否定できないね。

今回の旅行で意外だったことが三つある。
一つ、行き先の天気予報が、大雨洪水警報が発令されているにもかかわらず「予定通り実行します」と旅行会社が自慢そうに言うこと。
二つ、45人乗りの大型バスなので、それなりの人数かと思いきや乗客は23人。後ろはがら空き。採算人数は一体何人なんだろう。
三つ、忘れられかけた九州の山奥に観光客を呼び込むためとはいえ、19億2千万円もの巨費を投じて、日本一の吊り橋を架ける必要があったのだろうか。

夢大吊り橋の概要は、大分県玖珠郡九重町を流れる鳴子川に架けられた、長さ390m・高さ173m(いずれも日本一)幅1.5m・耐重量:大人約1800人分の117トン・入場料大人500円。2006年5月完成。生活道路にあらず、観光専用。

錦帯橋を誇りにする岩国市民だからこそ、よそにどのような自慢の橋が出来たのか、是非見知っておきたかった。
総延長700キロ、延々15時間のバス旅行。雨にはたたられたが、食べ放題の豊後牛シャブも美味しく一人前は頂いた。何より深緑の豊後路を終日森林浴出来たことが、また明日への活力になるであろう。と言うことにしよう。
       (写真:大雨にかすむ日本一「夢大吊り橋」全景)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい