「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「神頼み」

2008年11月03日 | つれづれ噺
「山肌を染める紅葉が、日一日とその色濃さを増しております○○年11月3日文化の日、皆様方には……」で始まる結婚披露宴司会のイントロを思い出しながら、山陰の小京都と呼ばれる津和野へドライブした。

目的は、買ったばかりのクルマのお祓いと安全祈願で、津和野にある日本五大稲成の一つに数えられる太鼓谷稲成神社を詣でることである。 我が家から片道120㎞、所要時間およそ2時間30分。特にビュンビュン走るわけでもなく、未だ完全ではない「まだら紅葉」の山々を楽しんだ。 リッター当たり19㎞の計算であった。

元旦の初詣や七五三などのお宮参りは、近くのお宮でお祓いしてもらっているのに、今回はどいうわけか少し遠出をしてでも、津和野お稲成さんで祈願したくなった。それは、我が身と一心同体ともいえるクルマで過ごす時間をより安全に保持出来るようお祈りするために、これほどの努力をしたのですよという事実を神様に理解して欲しい…などという欲深い人間のエゴを丸出ししたのに過ぎない。

何でもいい、クルマと共に安全に過ごせるならどのようなお祈りでもするという、苦しいときの神頼みの典型である。
ただ、神様に頼りっぱなしでは安全なんてあり得ない。ハンドルを握るときは、細心の注意と、あたたかい思いやりと譲り合いという基本の基本をを頭に叩き込んだ上で、神様・仏様のご加護を仰ぎたい。

色々考えた挙げ句、交通安全とは、自分を守り・相手をも守ってあげる。つまり人間本来の優しさと優しさを実行に移す勇気が、安全の神様や仏様を招き寄せることになるのかな。

        ( 写真: 刈り取りの終わった田んぼの向こう、未だ「まだら紅葉」の山肌  )
コメント (10)
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