2年生の孫が通う小学校には、運動場の片隅にそれはそれは立派な土俵がしつらえてある。
四本柱にガッチリ支えられた屋根もあり、雨風を凌いでいる。小学校の運動場には不釣り合いな気がしないでもなかった。
ところがこの土俵は、孫の小学校区を中心とした地域に伝わる伝統行事の晴れ舞台だったのである。
毎年この時期に、古式ゆかしい相撲大会が開催される。
営々と400年もの歴史が受け継がれて来たという。
かつて豊臣秀吉が朝鮮出兵の折、この地を通過するときに、長旅の将兵の気持ちを高揚させるため西軍・東軍に別れて田んぼの中で相撲を取らせたのが始まりとされている。
その名も「田浦相撲」(でんぼずもう)と呼ばれ、地域に組織されている保存会の人たちによって大切に守られている。当日は、即席の櫓も組まれ、その上で軽やかな櫓太鼓が響く。呼び出しさんも行司さんも全て本格的ないでたち。
ただ土俵に上がる子供達は小学生は体操シャツ上下。中学生はその上にまわしをつけて登場する。
今回で428回目という歴史の重みがある大会に、我が孫が出場した。
この土俵に上がれるのは予選を勝ち抜いた各学年代表の男女2名ずつ。1・2年男子の部で見事優勝。
昨年は予選の決勝で負けたと悔しがっていた。今年も昨年と同じ相手と戦って念願の土俵に上がれた。
優勝者には地元ケーブルテレビのインタビューがあり、テレビ放映される。じいちゃんもまだ経験のない栄誉である。体育会系のシャイな2年生は、インタビューにはタジタジ。これが弟だったらインタビューマイクを握ってしゃべるかも知れない。しかし、弟はとても土俵に上がれるほどの体力も運動神経もなさそうだ。
こうしてみると、孫兄弟のそれぞれの特徴が見え隠れする。早くから決めてかかってはいけないが、それぞれの違いをよーく理解して上げる必要はあろう。
どんな場面であっても勝ち名乗りを受けるのは気持ちいいし、自信につながるに違いない。
四本柱にガッチリ支えられた屋根もあり、雨風を凌いでいる。小学校の運動場には不釣り合いな気がしないでもなかった。
ところがこの土俵は、孫の小学校区を中心とした地域に伝わる伝統行事の晴れ舞台だったのである。
毎年この時期に、古式ゆかしい相撲大会が開催される。
営々と400年もの歴史が受け継がれて来たという。
かつて豊臣秀吉が朝鮮出兵の折、この地を通過するときに、長旅の将兵の気持ちを高揚させるため西軍・東軍に別れて田んぼの中で相撲を取らせたのが始まりとされている。
その名も「田浦相撲」(でんぼずもう)と呼ばれ、地域に組織されている保存会の人たちによって大切に守られている。当日は、即席の櫓も組まれ、その上で軽やかな櫓太鼓が響く。呼び出しさんも行司さんも全て本格的ないでたち。
ただ土俵に上がる子供達は小学生は体操シャツ上下。中学生はその上にまわしをつけて登場する。
今回で428回目という歴史の重みがある大会に、我が孫が出場した。
この土俵に上がれるのは予選を勝ち抜いた各学年代表の男女2名ずつ。1・2年男子の部で見事優勝。
昨年は予選の決勝で負けたと悔しがっていた。今年も昨年と同じ相手と戦って念願の土俵に上がれた。
優勝者には地元ケーブルテレビのインタビューがあり、テレビ放映される。じいちゃんもまだ経験のない栄誉である。体育会系のシャイな2年生は、インタビューにはタジタジ。これが弟だったらインタビューマイクを握ってしゃべるかも知れない。しかし、弟はとても土俵に上がれるほどの体力も運動神経もなさそうだ。
こうしてみると、孫兄弟のそれぞれの特徴が見え隠れする。早くから決めてかかってはいけないが、それぞれの違いをよーく理解して上げる必要はあろう。
どんな場面であっても勝ち名乗りを受けるのは気持ちいいし、自信につながるに違いない。