連日の人混みと、カー君にとっては結構ハードスケジュールで、お疲れもピークに達したご様子。
それでもこの日は、「『あそう』さんがお仕事している、こっかいぎじどーを見たい…」と言う。
東京タワー展望台から探し当てた国会議事堂は、すぐ近くに感じられたのだろう。
東京メトロ国会議事堂前駅下車。階段上がって出たところはちょうど裏手。その頃から、気持ちとは裏腹に身体がだらしくなっていて、おんぶを迫る。仕方なし背負って表へまわり正門到着。
「特別警戒中」のいかめしい看板に、お巡りさんがあっちにもこっちにも。正門に着いたらコロッと元気になって、お巡りさんに丁重な挨拶。笑顔は返してくれるものの、中には入れてくれそうもない。
仕方なし、頑丈な門扉の奥にそびえる議事堂正面で記念にパチリ。
いよいよお疲れ最高潮。それでも東京駅で、東北・上越・東海道、各新幹線ホームに上がって新幹線のお顔を眺めるのには、時間の際限はない。無理もない、普段は見られない、ありとあらゆる車両が見られる。合体(機関車同志の連結)あり、二階建てあり……。2時間あまりで重い腰を上げ、ホテルに帰ろうと言い出す。
食事を済ませ部屋に帰るとゴロッと横に。たちまち大いびき。無理もない。
じいちゃんは、この日ばかりは単独行動の予定あり。14年前お世話になったマンション管理人さんとのお芝居見物。それも、来年3月で閉鎖解体となる東京歌舞伎座での「歌舞伎十八番の内、勧進帳」。二度とお目には掛かれないであろう歌舞伎座と、生まれて初めての本格的歌舞伎。
ここまでは実にかっこいい、絵に描いたような贅沢である。が、そこには裏も表もある取っておきのお話があったのだ。 実は、客足の伸び悩むこの時期の平日、四階席などには空席がある。
そこで、空席を埋めたい経営者の思惑と、忙しい人にも仕事帰りに歌舞伎に親しんでもらいたい・歌舞伎ファンを増やしたい…という役者さんの意向がピッタリ合って実現したのが、「一幕歌舞伎見物」。もちろん料金も格安。但し一幕限定予約無し。
テレビでしか見たことのない、長唄囃子連中居並ぶ広ーいステージで繰り広げられる本格的歌舞伎。弁慶:吉右衛門 義経:梅玉 富樫:菊五郎 その他蒼々たる顔ぶれ。四階だろうが一幕だろうが関係ない。兎に角一度は見たかった「勧進帳」1時間20分を堪能した。 ここでも洒落た時間を設定、粋な計らいの南浦和のおかあさんに感謝感激(観劇)の一幕である。
カー君の東京見物という主旨からはホンのちょっと外れたが、遠い過去に東京勤務があったじいちゃんへの、せめてものご褒美として銀座の夜景のプレゼントということにしておこう。
そんなこんな東京3日目。最高の19400歩。よく歩いた。じいちゃんも少しお疲れ。
( 写真: 『あそう』さんがお仕事する、こっかいぎじどーとカー君 )
それでもこの日は、「『あそう』さんがお仕事している、こっかいぎじどーを見たい…」と言う。
東京タワー展望台から探し当てた国会議事堂は、すぐ近くに感じられたのだろう。
東京メトロ国会議事堂前駅下車。階段上がって出たところはちょうど裏手。その頃から、気持ちとは裏腹に身体がだらしくなっていて、おんぶを迫る。仕方なし背負って表へまわり正門到着。
「特別警戒中」のいかめしい看板に、お巡りさんがあっちにもこっちにも。正門に着いたらコロッと元気になって、お巡りさんに丁重な挨拶。笑顔は返してくれるものの、中には入れてくれそうもない。
仕方なし、頑丈な門扉の奥にそびえる議事堂正面で記念にパチリ。
いよいよお疲れ最高潮。それでも東京駅で、東北・上越・東海道、各新幹線ホームに上がって新幹線のお顔を眺めるのには、時間の際限はない。無理もない、普段は見られない、ありとあらゆる車両が見られる。合体(機関車同志の連結)あり、二階建てあり……。2時間あまりで重い腰を上げ、ホテルに帰ろうと言い出す。
食事を済ませ部屋に帰るとゴロッと横に。たちまち大いびき。無理もない。
じいちゃんは、この日ばかりは単独行動の予定あり。14年前お世話になったマンション管理人さんとのお芝居見物。それも、来年3月で閉鎖解体となる東京歌舞伎座での「歌舞伎十八番の内、勧進帳」。二度とお目には掛かれないであろう歌舞伎座と、生まれて初めての本格的歌舞伎。
ここまでは実にかっこいい、絵に描いたような贅沢である。が、そこには裏も表もある取っておきのお話があったのだ。 実は、客足の伸び悩むこの時期の平日、四階席などには空席がある。
そこで、空席を埋めたい経営者の思惑と、忙しい人にも仕事帰りに歌舞伎に親しんでもらいたい・歌舞伎ファンを増やしたい…という役者さんの意向がピッタリ合って実現したのが、「一幕歌舞伎見物」。もちろん料金も格安。但し一幕限定予約無し。
テレビでしか見たことのない、長唄囃子連中居並ぶ広ーいステージで繰り広げられる本格的歌舞伎。弁慶:吉右衛門 義経:梅玉 富樫:菊五郎 その他蒼々たる顔ぶれ。四階だろうが一幕だろうが関係ない。兎に角一度は見たかった「勧進帳」1時間20分を堪能した。 ここでも洒落た時間を設定、粋な計らいの南浦和のおかあさんに感謝感激(観劇)の一幕である。
カー君の東京見物という主旨からはホンのちょっと外れたが、遠い過去に東京勤務があったじいちゃんへの、せめてものご褒美として銀座の夜景のプレゼントということにしておこう。
そんなこんな東京3日目。最高の19400歩。よく歩いた。じいちゃんも少しお疲れ。
( 写真: 『あそう』さんがお仕事する、こっかいぎじどーとカー君 )