「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「梅の見頃」

2009年02月12日 | 季節の移ろい・出来事
我が家のちっちゃな1本の梅の花を見ていたら、何故かしらいじましくなってきた。
天候もヨシ。クルマを飛ばして梅見へと洒落込んだ。
瀬戸内海に沿って南北に延びる国道188号線。45㎞走ったあたりに、ここら辺では有名な梅の名所がある。

山口県光市のほぼ中央に位置する。詳細は下記URL (http://www.city.hikari.yamaguchi.jp/kankou/kanmuri/syoukai.html)
菅原道真公ゆかりの、冠(かんむり)天満宮に隣接する、冠総合公園の一角を占める冠梅園。 
2月1日から梅祭りも行われている。

100種類に及ぶ梅の木がおよそ2000本。散策にはほどよい小高い山の斜面にびっしり植えられている。 水戸の偕楽園ほどではないにしても十分な見応えはある。 短歌・俳句同好会方々の作品がしたためられた短冊が梅の木に結ばれ、風に揺れるのもなかなかの風情がある。

斜面には幾重にも梅見遊歩道があり、今を盛りの梅の香に酔える。
一つ発見。このような斜面での梅見は、上から下を見下ろすに限る。 したから見上げると黒々とした幹や枝が目立って、花がみえにくい。せいぜい目線か、やや上から見下ろすのが最高である。 ここにも桜との違いが歴然とする。

梅にはウグイスが付きものであるが、さすがにウグイスはまだ姿を見せない。それに代わって、メジロは集団でやってくる。せわしげに、花から花へ木から木へと目まぐるしく動き回る。写真もロクロク撮らせてくれない。悪戦苦闘の末、ようやく数枚。

斜面の下ではお抹茶の席がしつらえてある。 真っ赤な毛氈を敷いた縁台に腰掛け、メジロの羽根の色と全く同系色のお抹茶、そして、淡いピンクの梅の花をあしらった和菓子に舌鼓を打つ。

悠久な時の流れに合わせられる今、世の中の動きと無縁に生きているわけではない。しかし、時にこようなスローライフが、明日への活力になるに違いない。

        ( 写真: 梅に遊ぶメジロ、全く同じ色のお抹茶をいただく )
コメント (11)
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