「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「忘れもの…」

2009年02月26日 | つれづれ噺
何か普段と変わったことをするときや、慣れないことに手を出したりするときは、あれこれ計画を立てる。
旅行などするときは、旅行本番が楽しいのは言うまでもないが、準備の段階であれこれ計画を立てたり、あそこもここも欲張って手を広げたりするのがまた楽しいひとときとなる。

そして、周到な計画を立てたつもり、お土産リストも完璧なつもり、で出かける。
帰ってみると必ず一つや二つの忘れものに気が付く。お土産も足りなかったりする。アーア…後の祭り…。

先だっての、「孫に引かれて東京見物」 も大事な大事な忘れものをしたことに、今頃になって気が付いた。
“東大・赤門” をくぐらせるのを忘れた。
但し、こればかりは、出発の前から予定にも入っていなかったし、ハナからじいちゃんの眼中になかった。

この頃になってカー君が、実際に自分の目で確かめた東京タワーや国会議事堂・富士山などを改めて、写真や形として見たがる。 古い蔵書の「日本の旅」全14巻のうち、東京と関東を引っ張り出して見せる。 感動がよみがえるらしく、一段とテンションが上がる。

何気なしに横から見ていると、東大赤門の写真も載っている。そこでハタと気付いた。 シマッタ…何はともあれ、6歳の将来ある若者にあの赤門をくぐらせておくべきだった……と。

別に赤門や安田講堂が全て…などと考えるほど野暮なじいちゃんではないが、今なら堂々と赤門を通過できる。将来は果たして…。せっかく上野・不忍池近くまで行ったのに惜しいことをした。

指折り数えて12年、その可能性を楽しめるわけだが…。 とはいいながら、旅行の予定にも入れるのを忘れ、実際に赤門に連れて行くのも忘れるようでは、所詮、赤門通過は夢だろうなあ……。
第一、それを見届けるまで、こちらがこの世にいるやらいないやら……。

         ( 写真: 今頃になって思い出した、東大・赤門 )
コメント (4)
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