川遊びの風流を楽しむのは、粋な日本人特有の遊び…かと思いきや、ヨーロッパにも重要観光資源としてのクルージングという形で、観光スポットの一大役割を果たしているのを実感した。
そう言えば、ハワイにはワイキキビーチのサンセット・クルージングがある。もっともこちらは川ではなく、太平洋に沈む夕日を見ながらフラダンスショーなどの大騒ぎパーティであったような。
日本では隅田川のお花見遊覧屋形船・花火を見上げる船遊びなどを体験した。
さらには京都嵯峨野の保津川下りは、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16kmの渓流を約2時間で下る、スリル満点の舟下りであったのを、遠い記憶を呼び起こしてみた。それぞれにそれぞれの良さや特徴があった。
今回の旅行でも、ヨーロッパを代表する二つの川のクルージングを味わった。
先ずはセーヌ川。大きなゴキブリにも似た平べったい船に揺られ、道路を走る観光バスからの眺めとは、ひと味もふた味も異なる、川面からの風景をゆったり堪能。夜10時、やっとエッフェル塔に照明が点灯。まだ明るさが残っていて照明の華やかさには出会えなかった。心残りの一つかな。
次いでライン川クルーズ。スイスに源流を発しドイツを貫く全長1,320キロメートルのライン川は、日本最長の信濃川の約3.6倍の大河で、ゆっくり時間をかけて北海にたどり着くという。
クルーズの目玉「ローレライ」は、川に突き出るような岩山がある。そこにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると、船が川の渦の中に飲み込まれてしまう…という魔女伝説にいろどられている。
ライン川に沿って多く見られる遠い歴史を秘めた、お城や教会などの建物も魅力的であったが、その周辺を取り巻く山肌という山肌に、へばりつくようにブドウ畑が延々と広がり、青々と栽培されている光景は、単なる観光のライン川にとどまらず、確固たる農業国の水源となっている現状ををかいま見る思いがした。ワイン用のブドウ栽培である。間違いなく原料自給の法則を守っている。ここでも我が国との違いに目が行ってしまう。少なからずカルチャーショック!
理屈抜きにして、セーヌもラインも、一度は体験したいクルージングだっただけに、味噌桶も引率者も大いに満足の船遊びであった。
( 写真: セーヌ川から見上げるエッフェル塔。夜10時、点灯直後 )
そう言えば、ハワイにはワイキキビーチのサンセット・クルージングがある。もっともこちらは川ではなく、太平洋に沈む夕日を見ながらフラダンスショーなどの大騒ぎパーティであったような。
日本では隅田川のお花見遊覧屋形船・花火を見上げる船遊びなどを体験した。
さらには京都嵯峨野の保津川下りは、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16kmの渓流を約2時間で下る、スリル満点の舟下りであったのを、遠い記憶を呼び起こしてみた。それぞれにそれぞれの良さや特徴があった。
今回の旅行でも、ヨーロッパを代表する二つの川のクルージングを味わった。
先ずはセーヌ川。大きなゴキブリにも似た平べったい船に揺られ、道路を走る観光バスからの眺めとは、ひと味もふた味も異なる、川面からの風景をゆったり堪能。夜10時、やっとエッフェル塔に照明が点灯。まだ明るさが残っていて照明の華やかさには出会えなかった。心残りの一つかな。
次いでライン川クルーズ。スイスに源流を発しドイツを貫く全長1,320キロメートルのライン川は、日本最長の信濃川の約3.6倍の大河で、ゆっくり時間をかけて北海にたどり着くという。
クルーズの目玉「ローレライ」は、川に突き出るような岩山がある。そこにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると、船が川の渦の中に飲み込まれてしまう…という魔女伝説にいろどられている。
ライン川に沿って多く見られる遠い歴史を秘めた、お城や教会などの建物も魅力的であったが、その周辺を取り巻く山肌という山肌に、へばりつくようにブドウ畑が延々と広がり、青々と栽培されている光景は、単なる観光のライン川にとどまらず、確固たる農業国の水源となっている現状ををかいま見る思いがした。ワイン用のブドウ栽培である。間違いなく原料自給の法則を守っている。ここでも我が国との違いに目が行ってしまう。少なからずカルチャーショック!
理屈抜きにして、セーヌもラインも、一度は体験したいクルージングだっただけに、味噌桶も引率者も大いに満足の船遊びであった。
( 写真: セーヌ川から見上げるエッフェル塔。夜10時、点灯直後 )