このところの陽気に誘われ、梅の花が一気にほころび始めた。
もう硬いつぼみは少なくなり、いつ満開になってもおかしくない見頃を迎えた。
我が家の小さな梅は咲いた。
我が国の政治を行う永田町の梅は、一体いつになったらほころぶのだろう。
梅が花開くのを「ほころぶ」というのはご承知のとおりだが、永田町の梅の花は、花が咲かない硬いつぼみのまま、ほころびを取り繕うことも出来ずに枯れてしまいそうな状態に陥った。
見るからに国民を舐めたような不遜な態度で、全く人間的信頼に欠けるS官房長官が更迭され、これまた一目で悪代官的なY国対委員長が交代した現政権。
前政権よりホンの少しはましかと淡~~~い期待をかけたが、これまたあっちもこっちもほころびっ放し。
内閣の顔である官房長官が、口先の弁は立つが、究極のところで全く信頼に欠ける始末。
バラ色に輝くタナボタのマニフェストで創り上げた砂上の楼閣。その立役者を追放する内輪もめに足の引っ張り合い。
近隣諸国からは、そんな弱体政権を見越して領土問題さえ無視し、自国の所有権を一方的に主張されるお粗末。
一体この先我が国はどうなるんだろう。
梅の花が満開近い・・・などと喜んではいられない。
やっぱりリーダーの資質はどこの世界でも問われるものだ。
確固たる信念と柔軟な現実対応。近未来を射通す眼力。そして何より統率力。
そこには強靱なバネも要る。氷の刃の冷たさも要る。その上に、真綿で包む暖かさ優しさも要る。
かく言う私には、残念ながらそれらのいずれも持ち合わせがない。
だからこうして、梅の花を眺めながら、勝手気ままなことが言える。
などというと「謙遜も過ぎると嫌味に・・・」との声が聞こえそうなので、一つや二つは私にもあるかな・・・??ということに!