現在使用中のデスクトップパソコンは、2003年11月2日使用開始と張り紙がしてある。
プリンターは、と見れば2003年11月23日となっている。
実に丸7年と数ヶ月。よくぞ付き合ってくれたものだ。
どれだけの情報を取り込み・取り出し、どれほど多くをプリントアウトしたことだろう。
パソコンOSは、Windows XP。メモリーはつい半年前512から1Gにバージョンアップ。
極めて快適、立ち上がりも反応もお気に入りのスピードで、快く相手をしてくれる。
まだまだ当分手放したくないし、要望に十分応えてくれそうである。
ところがプリンターはそうは行かない。 先方から苦情を申し入れてきた。
「プリンター内部の部品調整時期が近づいています。お買い上げの販売店または◎◎××の修理窓口までご連絡下さい」と。
早速、購入したお店に連絡。指示の通り、修理窓口へ現品を持ち込んだ。
型式・年式を見ただけで中身も確認せず、修理一覧表を見て「最低7000円+部品代が必要です」その上「型が古いので、部品の在庫がないかも知れない。そうなると修理不能」と、いとも簡単に言う。
ヘタに修理代を出すより、新品を安く買った方が賢そう。先方もそんな態度がありあり。
ヨーシッ決めた!修理もやめた。新品購入もしない。こうなったら使えるまで使って、ダメになったら廃棄処分だ。家に帰って、掃除機でさんざんホコリを吸い取り、もうしばらく付き合ってくれるよう懇願した。
古くなったらポイッ。 現代社会の一つの処世術かも知れないが、人間のロートルの域に入った我が身に照らすと、なんだか淋しい思いがつのる。
「まだまだ役に立っているよな~」「修理が利かないわけでもないような~」「もう少し大事に扱ってくれよな~」と、一人つぶやいてみたくなる。
まだまだ、手帳の予定欄は黒くなるほど書き込まれているのだ。
使えるだけ使ってみようじゃないか。それでダメになったら、その時こそ、ポイッ!を覚悟で。
( 写真: プリンターの内部を開いて、掃除機で大掃除?)