「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「スワッ!一大事!」

2011年02月03日 | つれづれ噺

        

二階の窓から海を眺望する自慢のロケーションに、ある日突然異変が訪れた。

民家の屋根と小高い山の切れ目から見えていた海。それはあまり広くない、言ってみればほどよい隙間から海を覗いている感覚なきにしもあらず。これが絶妙のほどよさなのである。
まともに海を望むと、台風などは言うに及ばず、日々の穏やかな海風ではあっても、塩害は知る人ぞ知る家屋維持の大敵なのである。

窓ガラスの汚れをはじめ、金属部分は間違いなく腐食状態を示す。アルミサッシ製品でも、脚立などの安い素材はかさぶたがくっついたように錆びが浮く。
このような大きな被害にも遭わず、海の眺望を楽しむ。贅沢ないいとこ取りが今の状態。

そんな贅沢は長くは続かないのが世のならい。というほど大袈裟でもないが、その絶妙の空間に、ある日突然鉄パイプの足場が組まれた。間もなく大型クレーンがやってきた。アパート建築が始まったのである。

スワッ一大事。これで海の眺望ともお別れか・・・と思案投げ首。
ところが、嬉しいことにアパートは2階建て。大きなマンションでなくて助かった。
横並びに2棟建つ様子だが、幸い屋根越しに今まで通りの眺望は確保されそう。

日照権や生活維持への支障などがない限り、合法的に建築される建造物に反対など出来はしない。反対したって取り合ってもらえない。

アパートの屋根越しではあるが、何とか現状維持だ。有り難い。
次はすぐ隣の広大な空き地が問題だ。マンションなど建たなければいいが・・・。

    ( 写真: 絶妙の眺望、その手前の建築現場 )

 

コメント (10)
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