例年行われる、日本漢字能力検定協会による「今年一年を表す漢字」の自主投票。
過去最多の50万票近い投票の中から選ばれたのが「絆(きずな)」であった。
東日本大震災や台風などによる大雨被害。ニュージランド地震、タイの洪水など。地球上で発生した大規模災害によって、人と人とが助け合い、手に手を携えて立ち向かうことが如何に大切か、改めて問われた1年であったような気がしている。
そんなことから今年の場合、選ばれるであろう一字がある程度読めた。
単純明快な一言「絆」 この言葉が最も多く聞かれ、最も声高に叫ばれたと思う。
それは災害からの立ち直りや、被災した生活設計の立て直しにとどまらず、スポーツの世界でもチームワークと言う絆の大切さが叫ばれた。
そう、あの女子サッカーワールドカップで優勝、世界一をもたらした「なでしこジャパン」の連携とお互いの信頼関係に象徴されるようになった。
「絆・きずな」とは馬・犬・鷹などをつなぎとめる綱のことを言う。断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。とある。
つまり、お互いの信頼関係でつなぎ合わされるもの同士が作り出す愛の世界、とでもいうのだろうか。そんな言意味からも今年を代表する漢字は「絆」で全く異論はない。
せっかくこれほどのいい言葉が選ばれたのだ。ご相伴にあずかって、色んなところで色んな形で絆を広げ、豊かな人生にしたいものである。という夢でもみたいものだ。
特に大きな欠陥もなかったこの1年。確かな絆が生まれているのかも・・・。