京阪神方面と言う中学校の修学旅行。
奈良・京都・大阪をワクワクしながら巡ったのは半世紀以上も前になる。
今年の遅い紅葉に誘われて、中学修学旅行の足取りをたどってみようと思い立った。
ところが、いざとなると欲が出る。明治維新と言う歴史の大舞台となった京都には、垂涎物の場所や人物碑、神社・仏閣がひしめいている。想いのままに一通り巡ろうなどと思えば、定期券でも買わなければならないほど、魅力は尽きない。段々修学旅行コースプラスαが出てくる。理屈抜きで写真で振り返ってみたい。
京都御所蛤御門。柱に残る弾痕感動。
二条城、本丸跡から二の丸を見降ろす。遠くに比叡山を望む
昨年はネットから拝借した絶景が
二条城の散策コースで見られた。
新撰組が襲った三条小橋の旅館池田屋。階段が復現。但し現在は居酒屋に変身。
京都南座、師走恒例の「まねき」
紅葉の穴場ともいえる、大徳寺
紅葉映える金閣寺
平安神宮応天門
大極殿に向かって右の蒼龍楼
知恩院山門法然上人800回忌
知恩院御影堂。
重厚さに圧倒。知恩院では開祖法然上人、800回大遠忌法要の年に当たっていた。
ねねの道を登り、二年坂・産寧坂の明保野亭を経て清水寺へ。
清水寺山門を見上げる。 清水の舞台から見下ろす紅葉
誰もが写す清水の舞台。紅葉が見事に映える。舞台が落ちそうなほどの人ひと。
見上げる舞台はやっぱり高い。飛び降りるには勇気がいる。
半世紀の歳月は物の見事に実感としてこの目に映る。
とくに、平安神宮の鮮やかな青い屋根と朱色の蒼龍や白虎は、時の流れを感じさせるほどくすんで見えた。あながち小生の目が悪いばかりではなさそうだ。
と、今回の修学旅行思い出の京都を時系列に追ってみた。
最高の思い出は、御所の「はまぐり御門」の大きな門柱に残る弾痕。
指の先がすっぽり埋まるへこみが無数にある。かつて「禁門の変」で長州が朝敵となった薩摩軍との戦いで、撃ちかけた鉄砲玉の痕である。
胸躍る大きな歴史に直接触れる気がした今回の旅であった。