間もなく3歳の誕生日を迎える孫三兄弟末っ子の悠雅君。
ロングヘアーから思い切ってショートカットへ。
二人の兄貴に鍛えられる文字通り三男坊、やんちゃなオトコの子になった。
一軒目の散髪屋では徹底抗戦、ついに切らせなかったという。次の散髪屋では、お母さんに抱っこされおしゃべりしながら後ろから切らせたら、大きな抵抗もなかったとか。
3カ月も4カ月も切らずに長い髪をしていたら、ジジ馬鹿ながら、優しそうな可愛い笑顔の女の子であった。時々「ねーゆう子ちゃん」などというと、すかさず「ゆうが君でしょ」と切り返されたものだ。それがどうだ、髪を短くしただけで紛れもなくオトコの顔である。あの女の子を思わせる柔らかさはどこへ行ったのだろう。
こんな3歳児にしてさえ髪形と言うのは、その人の持ち味を表現するのだから、身体の一部の割には意外に重みのある役割を果たしているようだね~。
ということは、“髪は烏の濡れ羽色 三国一の富士額・・・”などと言われる通り、髪形というのはともすればその人格をも表現する場合があるのかもしれない。
となれば、すでに無くなった人、無くなりかけて髪形の表現がうまく出来ない男はどうすありゃいいの?それどころか、遠来の恩師のお供で、ガンガンの春の日に照らされて1万歩。デコチンはおろか、頭全体が赤銅色に輝くほど日焼けして、ヒリヒリするのはどうすりゃいいの。
髪形以前に直射日光のやけど対策が必要となる。
そうか、この際髪形もいいが、よく似合うハットでも被るかな。それがいいそれがいい。オツムをいい塩梅に隠せば20歳とまでは言わないが10歳は若返ると思っている。
カッコいい帽子でみんなをハッと言わせようか。髪形で勝負出来ないせめてもの抵抗で。