「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「平和の有難味を」

2020年12月08日 | つれづれ噺

         

12月8日と聞くと、耳の奥にこびりついているラジオ放送のフレーズを思い出す。『12月8日未明日本帝国軍は戦闘態勢に入れり』であったと記憶する。
1941年12月8日未明。あの「ニイタカヤマノボレ」の暗号電報発信から「トラトラトラ」に至る数時間は、その後10数年に及ぶ日本国民全体の塗炭の苦しみの始まりであった。

翌年1月に生まれた小生が、その日の出来事を知るよしもないが、成長につれて、ラジオ・映画・テレビなどで何度か聞かされてきた、不幸の始まりのあの決まり文句である。

こうしてコロナ禍に喘ぎながらではあっても、あのようなおぞましい不幸な出来事に比べると、改めて平和の尊さ、有り難さに思いが行く2020年12月8日の宵の口である。

そんな平和のシンボルとしてハトが使われる。な~んでじゃろう。
旧約聖書のノアの箱船で、洪水が引き始めたことを示すオリーブの葉をくわえて戻ってきた鳥がハトだったから、と書かれている。こうしたシンボルは大抵キリスト教に起源があるとも書いてある。

ギリシャ神話においてハトは、愛と美の女神アプロディーテーの鳥とされていた。さらには、1949年パリで開かれた国際平和擁護会のポスターに、ピカソがハトのデザインをしたことで、世界的にハトが平和のシンボルとして理解されるようになったのだそうな。

いずれにしても、ツライ苦しい過ちを繰り返さない、幸せのハトが飛び交う、平凡でいい平和な日々を過ごしたい師走半ばである。

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