「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「新装開店」

2020年12月23日 | つれづれ噺

    
           新装開店で賑わう、団地と地続きの中型スーパー 

田舎町の小さな団地に隣接していた中型のスーパーが、営業不振で閉店してかれこれ2ヶ月。
クルマに乗れない、乗らない人たちにとっては、さし当たっての買い物に困り果てていた。「なんとかならいなかね~」「どこかの大型チェーン店が来てくれりゃいいのに」「バスで買い物に行くにはバスの便数が少なくて、兎に角、困るんよね~」などの切実な声が聞こえていた。

営業不振で閉店する前には「団地と地続きでクルマも要らない。自分ちの冷蔵庫代わりに使える便利さは、この上なく有り難い。高齢者のひとり暮らしでもコロコロカートを引っ張れば十分な買い物が出来て重宝している。」という賞賛の声が多かったので、プラス・マイナスえらい違いであった。

そして年末の慌ただしさの中で、その中型スーパーが新装開店。今日がそのオープンサービス初日。まさに上を下への大賑わいであった。但し、今回のお店は薬や健康食品のチェーン店の支店であって、以前のような純粋な食料品スーパーではない。が、そこは経営者の目は節穴ではなかった。地域のニーズに合わせて肉、野菜など薬のスーパー専門とはひと味違う品揃えのようで、早速、隣のシニア女性から「助かった」という安堵の声が聞こえてきた。

問題はこの大賑わいの後の客足である。繁華な町並みから少し離れた国道沿いの小さな薬品スーパーが、どこまで客足を引き留められるか。この2ヶ月間で味わった不便さを、二度と繰り返さないように、地元の人たちが「買い物は地元で」という確固たる意識が持てるか。ウ~ン、難しいところではある。やはり人が集まるところ市が立つのは昔も今も変わらない。お店側もお客側も、双方の歩み寄り、頼り合いが、今後の繁盛度合いを決めるのであろう。出来れば長く頑張って欲しいのだが。

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