夕暮れの空に、五日の月が・・・・・・。
またまたやっちまった!
知らぬ顔してうつむいていれば1年という歳月など、あっという間に過ぎていくのに。
たまたま輪番制で回ってきた自治会のお役目の中で、以前から気に掛かっていたことをつい口に出してしまった。今年の役員仲間がいち早く賛同のスクラムを組んで、その実現に乗り出すことになった。
75世帯という小さな団地に住んでおり、自治会も存在する。街区公園という小さな公園もある。団地の一画には、団地造成当時からあてがわれた自治会館建設用地も備わっている。ところが、数年前に行われた「自治会館建設に関するアンケート」で、自治会館の建設反対が議決された。入居が始まって四半世紀過ぎた今も、用地は空き地のまま。自治会の事務所すらない。
自治会長さんにでもなれば、会長の自宅が事務所になり、役員会などは会長の自宅の一室を開放しなければならなくなる。今年なんぞコロナ対策で三密は厳禁。それでも用心しながら狭い部屋に集めて役員会開催5回を数えた。こんな不合理な状態を解決しようや、ということで、あらゆる角度から下調べをしてきた。そうして、市の補助制度を活用して「こぢんまりの自治会事務所」建設案をまとめた。
このご時世、臨時総会など大人数の会合は御法度。致し方なし、20人規模の準備委員を任命して明日、隣の自治会館を拝借しての初会合。この時点で何が何でも賛同を得なければ前には進まない。提案理由を蕩々とブチ上げることになる。自分のアホさ加減に呆れながらも、「やっぱりやってよかったね」と後で評価されること間違いなし、との信念という名の自己満足で明日を待つ。