「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「季節の分かれ目」

2021年02月02日 | 季節の移ろい・出来事

     
                        恵方巻 イワシの煮つけ           年の数ほどの節分豆 

124年ぶりともいわれる2月2日の節分。何とはなしに少しの緊張感をもって、節分豆をしっかり握って家の外に豆まきをした。
最近色々云われているように「鬼は悪者」と単純に切り捨てるのはおかしい、という考えを以前から持っていた私には「鬼は外~」と叫ぶ馬力が乏しい。ならば、鬼を外に追い出すのはやめて、ひたすら福を呼び込む「福は内~ 福は内~~」の連呼である。

    節分の野に出て赤き夕日見し     細見綾子

そして、今年の恵方と云われる南南東に向かって恵方巻きを丸かじり。イワシの煮つけにも箸を付けたところで、写真を撮るのを忘れたことに気が付いた。
兎に角1枚は記念に残そう、ということでちょっと舌鼓を打った後でパチリ。こんなお行儀の悪い写真をアップするのは如何なものか、お叱りもあろうかと思いながらも、今日の場合は丸かじりが常道であり、空腹にも負けてしまった失礼をお許しあれ。

人皆困り果てているコロナ禍。せめて節分くらいなにがしかの貢献はできないものか。そうだ、今年の恵方巻は購入品にしよう。微々たる手助けではあるが、経営逼迫にあえぐ観光ホテルのテイクアウト巻き寿司を購入した。これは毎年のように、数軒分の恵方巻づくりに手を焼く山の神の骨休め効果もあった。
そして自分で蒔いた節分豆を拾い集めて、とはいっても最近では20~22粒の入った小袋に分けられているので、家の中で蒔いた小袋豆は拾いやすい。しかし年の数ほど数えるのは骨が折れる。ついにそんな年頃になったのだ。

それでも先ずは元気に豆を蒔く。続いて拾う、そしてちゃんと数を数えて頬張る。まだ豆だって噛めるし、このような年中行事は出来るだけ長く続けたい。と思ってはみるのだがこればかりはね~、鬼のみぞ知る、オッと違った神のみぞ知るであった。
季節の変わり目とは名ばかりで、明日からまたひどい冷え込み冬のど真ん中。春はもう少し先のようだ。

コメント
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