「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「寒の戻りか」

2021年02月26日 | 季節の移ろい・出来事

        
                    
     

深夜からの激しい雨は、明けてからも止む気配を見せない。それどころかなんと冷たい雨だこと。
寒の真っ最中でもこれほどではなかったような、と思うほどの厳しい冷え込み。これを寒の戻りとでも言うのだろうかと、ひとり合点し、ただただお風邪など召さぬように万全な寒さ対策を。

夕方近くになってようやく雨が上がり、一気に空が明るくなった。そうなると我が家の隣の空き地は小鳥の宝庫。ヒヨドリ・ジョウビタキ・メジロ・ツグミ・スズメ・ハトのつがいなど、いっぱいやってきて、縄張りを荒らしたり、小競り合いをしたりしてエサをついばむ。

今日の寒さは鳥さん達にもこたえたのであろう、羽根を膨らませて丸くなっているものある。
出窓の真下にあるアルミフェンスに、いつもやってくる仲良しハトのカップルが、寒そうに離れて留まっていた。「なにもそんなに離れなくても、もっと寄り添えば温め合えるじゃろう」とスマホを向けると、なんとまあ私の声が聞こえたかのように、チョンチョンと二つが寄り添って来た。

しかも、最初は向こう向きだったのに、わざわざこちらを向いて、まるでカメラ目線でピッタシ寄り添った。オッ!と思った瞬間、求愛行動が始まった。互いのくちばしとくちばしを絡めるように、楽しそうに遊んでいるではないか。少なくとも見ているこちらにはそう見えた。実に楽しそうな様子。
これほどの景色を目の前で見たからといって、今さら刺激を受けるお年頃でもないが、いがみ合ってケンカをする姿より遙かにいいものを見せてもらった。ということにしておこう。

本当に震え上がるような底冷えの夕まぐれ、寒さ故のこんな微笑ましい姿も見せてくれる。自然の営みとは、豊かで大らかで、何よりの癒やしを与えてくれるものではある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい