「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「梅雨の晴れ間に」

2022年07月07日 | 季節の移ろい・出来事

   

梅雨明け宣言の後になって「梅雨の晴れ間に」というのも、何か天邪鬼(あまのじゃく)な気がしないでもないのだが。
気象庁は確かに梅雨は上がったというが、実感としてはまだまだ雨は降り足りていないし、これから本降りが何度か襲ってきそうな予感である。
そんなことから、正直なところまだ本当に梅雨が上がったとは考えにくい。目につくものが、つい梅雨の晴れ間にこんなものが・・・と思ってしまう。

6月初めから今も重宝しているオオバの群生。雑草を取り除き、少しの肥しをやるだけでグングン成長する。天ぷらはもとより、ソーメンつゆの香料など我が家の食卓を賑わせている。そんな生い茂るオオバの葉っぱと葉っぱをつなぐように、名も知らぬ小さな蜘蛛が、直径15㎝ほどの巣をかけているのを見つけた。普通に目に留まる蜘蛛とは異なる巣の掛け方が気に入った。命をつなぐことに必死になっている様子も心地いい。

吾輩の居城と主張せんばかりに、自らの居場所周辺は強固な糸で二重張り三重張りを施して、他を寄せ付けない意志の強さを見た。
人の手が入って大きく育った葉っぱを千切られたら、ひとたまりもない危うい居城なのに、それでも一夜のうちにこしらえ挙げる蜘蛛の執念。お見事というほかない。つい「かあさん、ここはしばらく葉っぱを取らないで」と一言。蜘蛛の安穏を守るために口走ってみる。
いったい何という蜘蛛なのだろう。調べてみるのはそれはそれで楽しいが、よー分らんまま野生の逞しさを見せる「名も知らぬ小さな蜘蛛」で終わらせるのもまた一興ではある。

蒸し暑くて、気だるくて、あまり積極的に動きたくないこの季節だが、自然の営みの力強さに触発されることはある。
愚図ぐずばかりしていたら、この名もない小さな蜘蛛に笑われそうである。また一つ、重い腰を上げてみようか!!

コメント
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