百合の香に迎へられたる遊歩道 皆森あさの
献花いま百合の季節や原爆碑 後藤比奈夫
最高の暑さを感じる夏の盛りに花開くオニユリが、今年もあのグロテスクな花弁を見せている。
真夏の太陽に向かって咲くオニユリに勇気をもらう気持ちも湧いてはくるのだが、何かしら気だるい夏バテにつながる負の気持ちが強くなる色でもある。
花言葉を探してみると「愉快」「陽気」「華麗」といった明るいイメージである。これは、大きく生長し、オレンジ色の花を咲かせることからつけられたのであろうか。
オニユリの草丈は1~2mと大型で、先端が尖った葉っぱの間から長い茎を伸ばし、先端に花を下向きに咲かせる。 花の姿が赤鬼を思わせることから、「鬼百合」と名付けられた。との注釈がつく。
ここに来てコロナ感染者の数値は、これまでにない新記録の多さで連日更新されている。
間違いなく第7波と言わざるを得ない。政府も今のところ確かな行動規制は取らないし、旅行客や人々の動き・流れ・活発な行動などは激しさを増すばかり。夏休みを控えて益々の感染拡大携行にあるのに、いつしかコロナの怖さより、遊びや外出などの憂さ晴らしと、お金を使うことで流促進促進させることが優先されているようで、おっそろしい世の中ではある。
健気に咲くオニユリを無理矢理散らせる大雨も困るが、もう少しは降ってくれないと夏を越せない水量が、水がめの底をついている。予報された線状降水帯は山口県には停滞しないままどこかへ。集中豪雨など要らない。でも渇きを潤す程度の適度な雨は、良薬なのにね~。
コロナはあっちへ行って、ほどよい雨はこっち来い。こんな勝手なお願い誰も聞いてはくれんじゃろうな~。