夏休みの午前中、クラブ活動練習を終え、汗にまみれて途中下車の我が家で腹ごしらえ
背中にはランドセルを背負い、頭には黄色い交通安全野球帽。それがお似合いの、ちっちゃくてコロコロっとしていた愛しの孫「悠雅君」。
あれから4ヵ月、野球部のユニフォームが似合って来た紛れもない中学校野球部の1年生になっている。部活専用の大きなバッグを前かごに積み込んでの自転車通学。夏休みとは言え午前中は、この暑さをものともせず3時間半の練習。ここにきて3年生はもう部活は卒業で、1・2生が中心となってくる。
そうなると小学校時代に鍛えられたソフトボールの技術と向こう意気の強さ。顔を真っ赤にしてがむしゃらに取り組む姿勢に、ジジの勝手な期待は膨らむ。
長い人生の中のたったの4ヵ月。この短い期間でさえ色んな条件が重なれば大きな変化を見せるということか。身長も伸び、体重も増えた様子で、コロコロっといった感じが薄れ、何とはなしに落ち着きを見せている。
「暑かった~~」とヘルメットを脱ぐのももどかしくドドッと上がってくると、冷蔵庫をガバッと開けて冷たい麦茶をグイグイ。用意した昼食をペロリ。
旺盛な食欲は4ヶ月前とあまり変わらないが、美味しいよ!と言う褒め言葉と、お腹いっぱいよ!という感謝の言葉が妙に大人っぽくなって、作り手のババを喜ばせる。これは言葉だけでなく態度全体で示すのが可愛いところでもある。大好物の「煮玉子」が冷蔵庫で冷えていても、お腹が一杯なら「今日はいいよ」とちゃんと断る。
いよいよ本格的に中学校野球部を応援することになる。この暑さによる熱中症対策、コロナ感染予防など、色々気をつけなければならないことは多くあるが、孫君と一緒にジジのユメも追いかけたい。ユメを追うのに年齢など関係ない。
「バッターボックスに立ってみなきゃ始まらないじゃないですか」
「バットを振ってボールに当たったら何が起きるか分からないじゃないですか」。どこかで聞いたセリフだが、人生の妙を言い得ている。それにしても、今年の夏もアツイね~。