「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「有難い肩透かし!」

2022年07月05日 | 季節の移ろい・出来事

              

この夏の電力不足に加えて水不足が、心配に追い打ちをかけていた。
コロナ対策のマスク着用と熱中症対策という相反するカップルに似たような、もう一つの有難くないカップルが電力不足と水不足である。
どっちも、この夏を元気に乗り切ろうと努力する善男善女を、あざ笑う如きダメージを与えようとする、負のダブルパンチである。

さらに日本列島を押さえつけるように台風4号が、九州から本州・四国を縦断するという大雨予報。いったいどうすりゃいいのさ。
半分開き直って、今回ばかりは夜ではなく昼間に襲い来るという台風を迎え撃つ準備をしていた。
ところが幸いなことに、台風が山口県に上陸する前に温帯低気圧に変身して風の勢いは弱まり、ほとんど風の影響を受けなかった。雨の方は昨夜から朝まで降り続き、いい塩梅に水がめのダムを潤し、差し当たっての水不足は免れたようだ。

深夜から明け方にかけて襲い来る台風が多い中で、今回は昼間の襲来というから身構えた。
その身構えた気持ちの張りがある分、意外に早い温帯低気圧への移行は、生意気な言い方になるが「肩透かし」を食らった気分ではある。
肩透かしといえば相撲の決まり手の一つで、相手が押し返してくるところを身をかわし、相手の肩口をはたいて引き落とす技であることは、先刻ご承知の通り。ただ、食らうといういい方は、どちらかというと負のイメージで使うことが多い。

意気込んで挑んだものの、予想に外れて大したことが無かったり、うまくはぐらかされてしまい、意気をそがれてしまうという意味を考えると、恐れた台風がやって来なかったことを喜ばなければならない。だから「有難い肩透かし」ということになる。
今回はこういった具合で我が住む地方は安泰であったが、被害甚大な地方も多くある。台風や大雨のシーズンは始まったばかり。何事もなく実りの秋を迎えられるよう、心して過ごしたいものである。肩ひじ張らなくとも、気持ちだけは常に災害に向き合っていきたいね~。

コメント
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