何年振りだろうか「市民活動カフェ」に出かけた。岩国市の中央公民館を拠点として活躍するボランティア団体や、グループで立ち上げた独自の活動を紹介しPRするという、1年に1度の大切な発表会である。市民活動支援センターが音頭を取り、会場を設定し、各グループがそれぞれのブースを設けて、それぞれの活動に興味を持つ人を誘い込み、活動の輪を広げようといった意味を持っている。もちろん音楽活動などもその仲間であり、大切な発表の場でもある。
コロナ禍以前のタウンリポーター活動華やかりし頃は、ほぼ毎年出かけてはその年の目を引く活動や、努力の跡が伺えるグループを取り上げ、新聞紙上に載せ、それぞれの活動に光を当てる応援団の役割を担った者としては、全体的な活動の盛衰や個別活動の数の動向も気になるところである。そこは、支援センター職員皆さんの努力で、増えることはあっても減ることはない現状に意を強くして見物できた。
点訳ボランティアを長く続けておられるY先生(先生と言わないで下さいと優しく叱られる)。郷土の作家宇野千代さんを長年にわたって顕彰する会のメンバー。岩国ユネスコの会。TeToTeTo子育てサークル。子ども食堂「とまと」などなど40団体近くがブースを並べ、子ども連れや買い物客との会話が大声になる。一方ステージでは一生懸命練習中の管楽器演奏など多士済々。こちらが歳を取ったせいか華やぐ若さと賑やかな会場に少し圧倒され気味。それでも昔の顏なじみと先ずはハイタッチ、それから少しの昔話、その後の経緯など内輪の話も聞かせてもらって、気持ちほんわか素敵な時間をすごさせてもらった。
91歳で「エッセイを書いている。これからも同行の士を見つけて互いを高め合うグループが出来たら有難い」とおっしゃる大先輩に巡り合えた。こんな偶然に巡り合うこと自体、もう少し頑張ってみよ、ということなのかな。しぼんではいられないね~。