同好仲間の1年1度のお楽しみ「はがき随筆」山口県大会。
毎日新聞読書投稿欄「はがき随筆」に、昨年1年間に投稿された約1900~2000編のうち、先ずは支局長が選んで掲載されのが500~600編。その中から15編が厳選され、そのうちの1編が大賞に輝く。文部科学大臣賞として大きく重量感のある優勝カップが贈られる。リボンに名前が刻まれカップに結ばれる。
次の2編に準大賞が、以下選者賞や支局長賞などが贈られる。
幸運にも15編のうちのその他大勢の1人として招かれた。湯田温泉でお馴染みの山口市まで行ってきた。
昨年度の大賞は下関在住89歳の男性作品であった。何回か記してきたがこのはがき随筆はタイトル8字以内。本文は「252字」以内。たとえ1字でもオーバーしたら選外とされる。状況描写、いわゆる写生を抑え、思い入れや感情を表現する言葉を選びながら、一編の短い随筆として仕上げていく。理屈では解っていてもいざ書くとなると、いつまでたっても何編書いても思う通りのものには届いていない。
2000字3000字のエッセイはそれなりに難しさもあるし、資料調達も半端ではないようだ。その代わり読み応えのある作品には賞賛が贈られる。252字の短文エッセイの価値はなかなかメジャーには届かない。単なる遊びの世界の延長線上に捉えられる。ある意味仕方ないと譲ってはいるが、やはり県大賞受賞作品にはそれなりの重みがあると思うのは、同じ穴のムジナの仲間ゆえかもね。
県大賞作品は、九州一円の優秀作品と並べられて、はがき随筆大賞にノミネートされる。
一笑に付す程度のエッセイ趣味の世界かもしれないが、何かに打ち込んでアンチエイジングや脳内健康を保つ努力をすることには、やはり賞賛に値するものがある、と仲間うちのひいき目で思うこともある。
今宵は思いっきり 独り言・ひとり言を並べてみた。仲間とかわす掛け値ない笑顔には妙な魅力がある。
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